観客席視点からの立ち技系女子格闘技

一流の戦士は『正々堂々真っ向勝負』なんかしない 一般の格闘技ファンのための100の大事なことがら その41

 格闘技の中継などを見ると、実況の人が「正々堂々真っ向勝負してほしいですね」なんて言うのを耳にします。ようするに「逃げも隠れもしないで正面から勝負しろ」ということですが、QRはこれを聞くたびに違うよなーと思います。

 エンターティメントならそういう戦い方もありかもしれませんが、勝つことがまず何よりも優先のガチの格闘技なら、敵の正面に立つのはあまりにも愚か。

草原
 戦車と会敵したら、正面には位置を取らず、側面か、出来れば背面に回るのが戦車道の基本。これは、歩兵でも戦闘機でも同じです。ゼロ戦だって空中戦では相手の背後を取ります。


 人間、および人間の作った戦車や飛行機は一番強いのは正面で、側面や背面は弱いからです。

 レスリングでバックを取るとポイントが入るのもこの価値観から来ています。さすがに打撃系格闘技では背面攻撃は危険すぎて禁止されてますけどね。

 格闘技でも戦争でも敵の正面は一番防御が厚く、一番反撃もキツイ。ですから、敵の正面に居つくのは自殺行為で、優れた格闘家は常に相手のサイドを狙ってポジションを考えています。

 アナウンサーや解説者の言う「正々堂々真っ向勝負」を本気にしないでください。

 ガチならルールの許す範囲で相手の意表を突くべきです。奇襲、奇策、上等です。

 引くと見せて押し、押すと見せて回り込み、死角から攻めるのがプロの戦士。勝ってなんぼの世界ですから。

 真っ向勝負なんかしていたら命がいくつあっても足りません。

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コメント

  1. ヲち より:

    幕末の任侠の次郎長親分…百戦錬磨の手練れさえ、自分よりも強い相手には一目散に逃げたっていうね
    自分よりも強い相手を知るっていうのも、凄いけど…

  2. queens of the ring より:

    >ヲちさん コメントありがとうございます。
    敵を知るのがガチの必勝法と言いますもんね。
    まあ、格闘技は逃げることはできないんで、とにかく正面には立つなと。

  3. シン より:

    ワールドカップの日本vsポーランド戦で日本の消極的プレーを思い出しました。

    世紀の茶番なんて揶揄されてたけど結果決勝トーナメントに進出出来たので大正解の作戦でしたね(別にルール違反もしてないし)

    もし積極的に戦った結果グループリーグ敗退なんて結果になってたらそれはそれで大批判受けてたでしょうし。

    遥か格上と正面から正々堂々と戦って結果勝てたらそりゃあ美しいし超カッコいいけど漫画アニメの世界じゃないんだからさぁ、もっと冷静に現実を見ようよと。

  4. queens of the ring より:

    >シンさん コメントありがとうございます。
    あのときは本当にひどいこと言われてましたね。当たり前のことなのに、なんで?と思いましたよ。
    勝負師としては少しでも勝ち残る可能性の高い方を選んで当然ですよね。
    いまの日本には突撃して散る美学のひとが多い感じです。でも、それは戦い方としては素人レベルだと思います。

  5. noriko より:

    実況の人がいう、
    「正々堂々真っ向勝負」とは
    ルールをきちんと守って清々しく!
    という意味ではないですかね(笑)?

  6. queens of the ring より:

    >norikoさん
    うーん、そうならそう言ってよ(笑)