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けっこうピンチ 東京オリンピックで『ボクシング』あるの?

 Boxing

5 ことしは2019年です。そして来年は2020年、オリンピックイヤー。各種目は「何月何日にどの会場でどういう競技をやるのか」を具体的に決定し、それに基づいて今年の春からチケットの販売が開始されます。

 しかし、ボクシングにはそういう動きはまったくありません。ボクシングはオリンピックに関する準備のすべてを6月のオリンピック委員会総会が終わるまで禁止されているからです。


 6月の総会の結果、アマボクシングの管理団体であるAIBA(国際ボクシング協会)が健全であると判断されれば準備の凍結は解除、不健全であると判断されればボクシングはオリンピック種目から除外されてしまいます。

 AIBA(国際ボクシング協会)のなにが不健全なのでしょうか?

 それはまず、判定の八百長疑惑、そして、オリンピックで入るおカネの行き先の問題です。

 2016年のリオオリンピックではボクシングの変な判定、変なレフリングが大量発生し、合計で36人のジャッジとレフリーが処分されました。

 このことがオリンピック全体の信用問題となって、国際オリンピック委員会がボクシングを問題視するきっかけになったようです。

 また、AIBA(国際ボクシング協会)の会長であるガフル・ラヒモフというひとがヤバイ人物であるという噂が状況を悪くしました。麻薬組織の幹部であるという噂ですからこれは「健全」を売りとするスポーツ組織としては致命傷です。

 この問題人物の噂についてはアマボクシングの関係者には広く知られていたそうです。しかし、それにもかかわらず彼はつい最近(11月3日)の選挙でAIBAの会長に選出されたのですから、AIBAという組織はバカの集まりかもしれません。

 このことがオリンピック委員会との関係を決定的に悪くしました。

 AIBAに関してはドーピングのチェックがズサンだとか、いろいろと問題はありますが、決定的にダメなのは、こういうウサン臭い人物との関係が濃いということでしょう。

 オリンピックともなれば、運営費や、選手の強化資金などで莫大なおカネの流れが出来ます。そのおカネが悪い組織に流れるのではないかと疑われるわけです。

 悪い組織とのつながり、疑惑の判定、おカネの流れの不透明さ・・・、どこかの国で去年騒がれたことをスケールアップしたような問題が、国際ボクシング協会でも起こっているわけですから、これはもうあきれるしかありません。

 なんとなく「大丈夫だろう」「どうにかなるんじゃないの」という意見もあるようですが、海外の記事を見ると「オリンピックボクシングはノックアウト寸前」という声も大きいです。

 AIBAは「組織の健全化に努力しています」とアピールしていますが、そういう話ではなくて、問題人物が実権を握っているということがダメなんですよね。
 
 AIBAの幹部をいますぐに総入れ替えすればおそらくオリンピック実施は大丈夫だと思いますが、命がけで今のトップを引きずり降ろそうとするひとはいるでしょうか?

 いませんよね。

 というわけで、東京オリンピックでボクシングが見られない可能性をいまのうちから覚悟しておかないと、6月にガッカリしてしまうかも。

 もしも、ボクシング競技が実施されるのなら、そのチケット代は45,000円~3,500円となる予定です。無事に発売されることを祈りましょう。

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コメント

  1. ゆめ より:

    選手がかわいそう
    本当に見たいけど

  2. 匿名 より:

    胡散臭さで言えば、IOCの右手に出るものはありませんけどね

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