なんと、第1ラウンドが始まって間もなく、積極的に攻めるライリー選手にラーセン選手の右ショートカウンターがきれいにヒット。ライリー選手は大きくグラついてまさかのノックダウン。会場は悲鳴で包まれます。
カウントナインぎりぎりで立ち上がり、試合に戻ったライリー選手ですが、その足元はフラフラでいつ止められてもおかしくない状態・・。
なんとか初回を持ちこたえたライリー選手ですが、中盤になっても逆転には届かず、どうなることかと思われましたが、着実に回を重ねるにつれて勢いを増すライリー選手の攻撃。そしてついに第9ラウンドに王者の左フックが炸裂し、リングに倒れた挑戦者はうつろな目のまま起き上がることが出来ずにノックアウト負け。女子ボクシング史上に残るドラマチックな逆転KO防衛勝利となりました。
この後、ライリー選手はさらにボクシングで10戦を戦う一方、アクション映画に出演したり、『アバター』『パワーレンジャー』などの作品のスタントを請け負う仕事でハリウッドに進出しました。
IFBAバンタム級タイトルマッチ 10回戦
○王者 ブリジット・ライリー(アメリカ)
KO 第9ラウンド
×挑戦者 アイシャ・ラーセン(イギリス)
ブリジット・ライリー選手がKO勝利で同王座の防衛に成功しました。
この試合の直後の両選手の戦績はおそらく次のとおりです。
ブリジット・ライリー(アメリカ)8戦6勝2敗2KO
アイシャ・ラーセン(イギリス)7戦5勝1敗1分1KO
関連記事 石本文子 VS ブリジット・ライリー スペシャルマッチ ダイジェスト動画 Fumiko Ishimoto vs. Bridgett Riley シュートボクシング女子
関連記事 ブリジット・ライリー VS オリビア・ゲルーラ WKAバンタム級王座決定戦 ノーカット動画 Bridgett “Baby Doll” Riley vs. Olivia Gerula キックボクシング女子
関連記事 女子キックボクシング世界チャンピオン ブリジット・ベビードール・ライリー 華麗なるスタント・アクション
コメント
不活発王者を2人ほど残し、活動休止状態だった老舗IFBA。
公式サイトを久しぶりに覗いたら、閉鎖されてました。
これにて完全終了。
残るWIBA WIBFもメジャー4団体に取って代わられようとしています。
考えてみたら、今どきのスター選手が、見向きもしませんよね。
残念です
>g1j2p5i5さん
ああ、Facebookも5月からまったく更新がありませんね・・。
黄金期から20年も経ってしまったのだから無理もないですが。
あの白いベルトもついに歴史を終えたのですね。