なんと申しましょうか（笑）、いろんな意味ですごい対決ですね。キックをたくさん出す菅原選手と、まったくキックを出さない延谷選手の対戦でしたが、本当に延谷選手が全然蹴らないのにはびっくり。パンチ主体の選手はたくさんいますが、ここまでパンチだけの人は記憶に無いです・・。
そして、プレリミナリーファイトですから両選手ともにまだまだの部分は仕方ないにしても、全然ディフェンスしないのはマズイっすよね。そりゃあボコボコになりますよ。
で、多くのひとがコメント欄で書いているとおり、レフリーがヒドイです。飛び蹴りを受けて倒れた延谷選手はダウンじゃないですよね。あれでダウン取るなんて、信じられないです。そしてその少し後に、延谷選手の右フックを浴びて倒れた菅原選手は、あれはダウンでしょう。
K１さんは角田さんのころからレフリングひどかったですけど、やっぱりいまも同じなんですね・・。こっちの選手を勝たせたい、みたいな意向が感じられてしまいます。レフリーは違うと言うでしょうけど、見る方にそう思わせてしまう時点で問題有りなんですよね。
選手はふたりとも頑張りましたが、課題もたくさんあったので、どう変わっていくのか、見せてもらいたいなと思いました。
プレリミナリーファイト K-1 KRUSH FIGHTアトム級 ２分３Ｒ
×菅原美優 すがわらみゆう（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）
ＫＯ 第３ラウンド
○延谷美智子 のぶたにみちこ（K-1ジム川口TEAM SIRIUS ）
（延谷美智子選手は第１ラウンドにダウン１）
19 April 2019 Tokyo, Japan
K1 Atomweight 3×2m
Miyuu Sugawara (Japan) vs. Michiko Nobutani (Japan)
Winner Michiko Nobutani by KO
コメント
この対戦カードの試合はabemaTVで見てました。
レフェリーのジャッジングに疑問が残る試合となりました。
疑問に思ったのは、これらの内容。
①第１ラウンドに延谷美智子の偶然のバッティングにより菅原美優が負傷。レフェリーは菅原美優に対して「右目。見えるか？」との問いかけに「はい。」と菅原美優が返事。試合再開直後に菅原美優が飛び蹴りから延谷美智子が倒れたのに対してダウンと判断。一方で第１ラウンド終了間際の延谷美智子のフックがヒットして菅原美優が倒れた場面ではスリップダウンとジャッジ。特に、第１ラウンド終了間際のケースについては、菅原美優がダウンを喫してしまったと思った。
②第１ラウンドでの①のケースのレフェリーのジャッジングで第２ラウンド以降の試合が大きく左右された。第１ラウンドでのレフェリーのジャッジングで判定になると不利になった延谷美智子は当然ＫＯ狙いの試合を演出。菅原美優は延谷美智子の猛攻の前に必死で逃げ切りの試合を演出。仮に、第１ラウンドでの終了間際の菅原美優のスリップダウンとジャッジされたケースがダウンとなったとしても、同じような試合展開となった可能性もあり得る。
③第２ラウンド終了時点で菅原美優が一歩リードの状況で試合は進む展開に。しかしながら、第３ラウンド開始１分に菅原美優がダウンを喫してしまい、最終的には第２ラウンド終了間際の延谷美智子のパンチで鼻血を出しており、レフェリーは試合続行は無理と判断。菅原美優本人は最後まで戦いたかったが、最後まで戦わせてもらえなかった。将来のこともあるからとの配慮ではあるが、ドクターチェックという判断もあったと思われる。
これら３つの内容である。菅原美優にとってはデビュー戦で担当した岡田敦子がレフェリーであれば、判定になっても延谷美智子の勝利のシナリオだったと思われる。むしろ、今回のレフェリーのジャッジングが激しい試合を演出する結果となった。仮に、第１ラウンドでのジャッジングで判定でも延谷美智子が有利な状況となっていれば、菅原美優は蹴り技でのＫＯ狙いで来たと見られるが、おそらく、封じられたと推測した。
＞若鷹さん コメントありがとうございます！
ＱＲとしては立ち技の華は蹴りだと思っていますのでキッカーの登場はうれしいんですけど、あのレフリングでは試合として楽しめないですよね・・。