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大激闘 高梨knuckle美穂 VS パヤーフォン K-1 KRUSH FIGHTアトム級タイトルマッチ 結果&ノーカット動画 K-1 KRUSH FIGHT.106 キックボクシング女子

 期待を上回る最高の試合でした。

 最近のタイのムエタイ女子では、海外からの強豪選手やキックなどの他競技との対抗戦に備えてパンチ力を強化する選手と、パンチの強化に意識が行っていない選手に二分化が進んでいるのですが、パヤーフォン選手は完全に前者のニュータイプでしたね。

 また、戦い方もムエタイスタイルではなくK-1ルール向けに切り替えており、様子見をしないで第1ラウンドから強烈なパンチとともに突っ込んで来ました。研究しています。タイの人はムエタイと他競技のルールや判定基準の違いを小さく考えて他競技の研究をしないひとが多いのですが、パヤーフォン選手は違いました。

 先手を取られた高梨選手は、ペースを明け渡して苦しい戦い。パンチの届かない距離ではパヤーフォン選手の高速の回し蹴りを当てられ、入ろうとすると前蹴りでストッピングされてうまくいきません。

 が、次第に相手の動きに慣れてきた高梨選手は余裕を取り戻し、試合後半は互角の展開。そして、注目の判定は・・、高梨選手0パヤーフォン選手1のドローで決着つかずに延長に突入。

 延長に入るとそれまでよくコントロールされてきたパヤーフォン選手の動きがまとまりを失い、突然攻撃力をほとんど感じられなくなります・・。ムエタイ数十戦の経験のなかで一度もなかった『延長戦』というものに心理的な対応が出来なかったのだと思われます。本戦のK-1ルールにはよく対応していた彼女も、延長戦という異文化の壁は越えられなかったようです。

 しかし、いい試合でした。パヤーフォン選手にとってはK-1ルール自体が未知への挑戦でしたが、高梨選手にとっても初防衛戦という見えない重圧に試された戦いでした。そして両選手ともによくやりました。 すぐにとは言いませんが、半年とか1年あとなんかに再戦があれば良いですね。

〔情報提供:クルスフィックスさま〕

K-1 KRUSH FIGHTアトム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○王者 高梨knuckle美穂 たかなしなっくるみほ(Y’ZD GYM)
延長判定 3−0
×挑戦者 パヤーフォン(WPMFピン級王者/タイ)
高梨knuckle美穂選手が延長判定で勝利し同王座の初防衛に成功しました。
(本戦 28−30、29−29、29−29)
(延長 10−9、10−9、10−9)
K-1 KRUSH FIGHT Atom-weight title
Champion Miho Takanashi from Japan vs. Challenger Phayahong from Thai
Winner Miho Takanashi by Extra Round Decision

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