観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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トップファイター スージー・ケンティキアン

 Boxing

 先日のWOWOWエキサイトマッチ女子ボクシング特集では、世界のトップファイターであるのに名前さえ出てこなかった選手が何人もいました。

 スージー・ケンティキアン選手もその一人です。そして、現在の世界の女子ボクシングは、この人を知ることなく語ることは出来ません。

 この人のプロフィールについてはこちらをご覧ください。

 彼女の本名はスジアンナ・ケンティキアン、もしくはスジャンナ・ケンティキアンですが、一般的にはスージー・ケンティキアンと呼ばれています。略してスージー・K。スージーはドイツ式にズージーと読まれることもあります。
 
 彼女はWBAおよびWIBFのフライ級の世界チャンピオン。WBAは日本でもおなじみですが、WIBFフライ級のベルトは、あの「女王」「ボクシング・クイーン」と呼ばれるレギーナ・ハルミッヒさんの腰に輝いていたもので、女子ボクシングでは世界最高の価値を持つベルトです。真っ赤なWIBFのベルトを誇らしげに高くかかげるのが、スージーの試合後のお決まりのポーズです。

 ケンティキアン選手は、ハルミッヒさんが引退して返上したベルトを受け継ぎ、2代目「ボクシング・クイーン」と呼ばれることを目指し、日夜、そのボクシングを磨いています。

 彼女のボクシングは、ロシア出身の元WBCフライ級チャンピオン勇利アルバチャコフ選手を柔軟にしたような、正統的で、かつパワフルなもので、旧ソ連で発展したアマチュアボクシングから多くを吸収していると思われます。チーム・ケンティキアンは、試合前にはモスクワ郊外でトレーニングキャンプを張るなどしてさらにそのスタイルを追求、一試合ごとにあきらかな成長を感じさせます。

 私生活では最近、国籍を生まれ育ったアルメニアから、ドイツに移しました。

 スージー・ケンティキアン選手の前回の試合の相手は、40戦29勝の強豪で、年齢的にも27才と、選手として一番いい時期にあるマリー・オルテガ選手でした。苦戦が予想された試合でしたが、結果は劇的な秒殺勝利。試合ごとに大きく進歩するスージーの潜在能力には驚くべきものがあります。

 今回ご紹介した動画は、スージー・ケンティキアン対マリー・オルテガでした。

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