ShootBoxing
2011年9月10日(土)東京 後楽園ホール
東日本大震災復興チャリティーイベント
SHOOT BOXING2011 act.4
スターティングクラスルール 48kg契約 2分3R 延長1R
MIO みお(及川道場)
VS
明知真理子 あけちまりこ(U.W.Fスネークピットジャパン)
8月のGirls S-cupでデビュー戦をむかえたものの相手の反則暴走により試合が壊れてしまい悔し涙を見せていたMIO選手が後楽園ホールに登場。内容的にはこれが本当のデビュー戦となるでしょう。
対するはこれがプロデビュー戦となる明知真理子選手。アマシュートボクシング選手権では3位に入っている選手です。
第1ラウンド 打ち気充分の明知選手は力をこめた右パンチ、そして回し蹴りを放ちながら前進。
さらに攻めて来る明知選手の打撃をかわしながら組み付き、サイドの位置取りからヒザを連打。落ち着いた試合運びです。
蹴りとパンチのどちらにも偏らないバランスの取れたファイトスタイルのMIO選手。
第2ラウンド 積極的に打ちに出る明知選手。しかし、ジャブ無しでいきなり右を打つことが多く、しかも軌道が開いて大振りパンチになっているため見切られてしまってなかなかヒットしません。
MIO選手は相手の打ち終わりに組み付いてヒザ蹴りというパターンで流れを作っていきます。
休みなく動く両選手。明知選手は左右のパンチと右ミドル、MIO選手は打撃コンボまたは組み付きからのヒザという二択で攻めます。
少しずつ明知選手のペースが落ちてMIO選手のヒットが増えてきました。このままMIO選手の流れとなるのでしょうか。
しかし、首相撲に持ち込もうと不用意に近付いたMIO選手に明知選手がフロントチョーク。かかりがやや甘くノーポイントながらも脱出は困難。20秒後にラウンド終了のゴングが鳴ってようやくブレイクとなりました。
第3ラウンド 出てくる明知選手にタイミングよく左の前蹴りを合わせるMIO選手。これが何回も決まって試合は再びMIO選手のリズム。
ラウンド中盤には一度、二度と投げの体勢に入りますが、明知選手を持ち上げるまでにはいきません。
終盤は両者が前に出ての打撃戦。しかし決定打のないままに試合終了。
試合の流れを支配しながら細かくヒットを積み重ねたMIO選手がジャッジ全員の支持を得て判定勝利。明知選手は一発当てようという大味な動きになってしまいました。
最近、有望な若手が何人かあらわれているキック系格闘技ですが、その中でもMIO選手は勢いだけではなく、相手の攻撃ラインをはずす、流す、などのディフェンスの意識が高く、そこから攻めにつなげる丁寧なファイトをしていることが好感を持てます。楽しみな選手ですね。
スターティングクラスルール 48kg契約 2分3R 延長1R
○MIO(及川道場)
判定 3-0
×明知真理子(U.W.Fスネークピットジャパン)
MIO選手が判定勝利。
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