観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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2団体統一王者ジェシカ・ボップがエキシで後楽園に登場 予定 ボクシング女子

OVER HEAT BOXERS NIGHT2012年3月22日(木)後楽園ホール

エキシビションマッチ2分2R
WBA/WBO統一ライトフライ級王者
ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
VS
WBCライトフライ級王者
富樫直美(ワタナベ)

エキシビションマッチ2分4R
WBCライト級王者
エリカ・ファリアス(アルゼンチン)
VS
OPBF東洋太平洋ライト級王者
風神ライカ(竹原&畑山)

エキシビションマッチ2分2R
WBA/WBO統一ライトフライ級王者
ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
VS
WBCアトム級王者
小関桃(青木)

メインイベント
OPBF東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ
王者 清田祐三(フラッシュ赤羽)
VS
挑戦者 松本晋太郎(ヨネクラ)

 アルゼンチンが誇る世界王者ジェシカ・ボップ選手とエリカ・ファリアス選手がエキシで後楽園ホールのリングに登場します。お相手をつとめるのは日本人世界王者の富樫直美選手、小関桃選手、東洋王者風神ライカ選手の三人。

 スポーツの現状とその未来を語る時に、その種目の世界のトップにはどんな選手がいるのか、どんな戦い方をしてるのかということは、どうしても無視出来ないテーマです。野球ならメジャーリーグ、サッカーなら南米や欧州のリーグに関する情報はみんなが注目していますね。

 しかし、女子キックや女子ボクシングになると海外の情報は全然と言っていいくらい流れていないのがこの国の現状… 。トップが誰でどんなレベルなのかが分からなければ、日本選手は何を目標に努力すればいいのでしょうか?

 世界軽量級のトップのひとりジェシカ・ボップ選手すらネットの個人ブログ、ファンブログ以外ではほとんど紹介されてきませんでした。そのボップ選手本人がエキシながらも後楽園に登場するというのですから、これはうれしい事件です。

 しかし、問題もあります。本来はボップ選手とファリアス選手はノンタイトル6回戦の予定で来日が決まったらしいのですが、そのマッチメークがまとまらなかったのです。マネージメントの問題なのかそれ以外なのかは分かりませんが、情けない話です。

 以前、アナ・マリア・トーレス選手(メキシコ)本人がタイトルマッチの交渉のために来日したときも全然話が進まずに白紙になりましたが、世界王者が来日するのにノンタイトル戦すら決まらないでエキシになってしまうという日本のボクシング界はいろんな意味でかなり深刻な状況だと思います。

 次の問題は、この日のメインはOPBFチャンピオン清田祐三選手のタイトル防衛戦、セミは男子8回戦で、ほとんどのお客さんが女子には興味を持っていない状況の中で女子のエキシを三つも並べるというのは正しいやりかたなのだろうかということです。

 エキシを三つ、合計で8ラウンド(イベントのタイムラインでは45分前後)という長丁場を見せてお客さんが興味を持続出来るでしょうか?かなり難しいチャレンジだと思います。

 現状の女子ボクシングは、ガチで真剣勝負しているからこそ評価出来る部分が大きく、それが勝敗のないエキシとなると技術面で見せることが出来なければ価値は半分以下

 今回来日する2人のうち、はっきり言って技術面で見せる力があるのはジェシカ・ボップ選手だけで、もともとが喧嘩ボクシングをベースとするファリアス選手のエキシは価値があるかは疑問。それを4ラウンドもやる必要は無いでしょう。小関選手もエキシ向きではないので無しにして、ボップ vs 富樫戦とファリアス vs ライカ戦を2ラウンドづつぐらいがちょうどいいのではないでしょうか?

 エキシと言ってもプロである限りは全力でやらなければいけないと思います。「男子が真剣勝負で倒し合っている中で、女子がエキシを見せてヌルいと思われたら、逆効果」去年の記事の中でそう書いたあと、シュートボクシングでは神村エリカ選手がRENA選手とのエキシの中でダウンを奪って名を上げました

 そのような真剣なエキシが出来るならば評価はついてくるでしょう。日本の選手がダウンを奪ってくれれば最高なんですけどね。そうすれば次はタイトル戦に持ち込めますから。壮絶なエキシビションマッチになることを期待します。

*日時 2012年3月22日(木) 開場17:15 開始17:45
*場所 東京 後楽園ホール
*料金 リングサイド20,000円/指定A10,000円/指定B6,000円/自由4,000円
*問合せ フラッシュ赤羽プロモーション 03-3957-4433

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