Kickboxing
2012年4月29日(日)東京 後楽園ホール
KICK TO THE FUTURE 2
NJKF BONITA BOXEOフェザー級タイトルマッチ 3分3R
王者 AZUMA あずま(y-park)
VS
挑戦者 佐々木仁子 ささきさとこ(チームドラゴン)
挑戦者は佐々木仁子選手。ふたりは2007年に一度拳をまじえ、その時は互いにダウンを奪い合う激闘の末、佐々木選手が2-0の判定で勝利しています。
第1ラウンド どちらもオーソドックスの二人。やや前傾したクラウチングスタイルの佐々木選手はワン・ツー・ロー、または右フックから右ローというコンビネーションで積極的に打って出ます。
AZUMA選手はこれにロー、あるいはパンチを返して一歩も引かない構えですが、反撃は単発気味。
佐々木選手の力感あふれるフックが二度三度と命中し、佐々木仁子強しの印象が伝わってくる序盤戦。
ラウンド終盤、AZUMA選手が左右のストレート、ヒザ蹴りをヒットさせて押し返すものの、佐々木選手のパンチは依然として脅威。
第2ラウンド AZUMA選手はラウンドが変わると左右のミドルとハイを連発、蹴り技中心でいくのかと思われましたが…
佐々木選手が打ってくるとAZUMA選手は足を止めてコンパクトなパンチの集中速射で迎撃。これが的確にヒットして徐々にリズムはAZUMA選手へ。
ショートアッパー、そして、速さとインパクトを兼ね備えたフックで打ち崩される佐々木選手。ハイキック、ヒザ蹴りを織り込みながらAZUMA選手が攻勢を持続。
左のパンチとヒザ蹴りが冴えを見せ、AZUMA選手が佐々木選手を追い込みます。このラウンドは完全に王者のペース。
第3ラウンド 佐々木選手はAZUMA選手の動きを止めるべくボディー攻撃。
ロー、ミドル、ストレートで果敢に前進する佐々木選手でしたが、AZUMA選手の攻撃が効いているのでしょうか、初回に見せたような迫力はすでに失われています。
消耗は隠しようもなくなり、後半はフォームが乱れ、ついにはスリップダウン… 。
シャープなパンチングと、技の組み立ての巧みさで素晴らしい防衛戦を見せるAZUMA選手。
判定は3-0で王者がベルトの防衛に成功。両選手の殺気がお客さんを引きつけ、迫力ある攻防が歓声を誘う熱戦となりました。後楽園ホールのセミにふさわしいプロとしての存在感にあふれたタイトルマッチだったと思います。
NJKF BONITA BOXEOフェザー級タイトルマッチ 3分3R
○王者 AZUMA(y-park)
判定3-0
×挑戦者 佐々木仁子(チームドラゴン)
AZUMA選手の判定勝利。BONITA BOXEOフェザー級タイトル防衛に成功。
(30-28、30-28、30-28)
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