観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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QR選定 2012年ファイター・オブ・ザ・イヤー キック&ムエタイの部

 KickBoxing  MuayThai  ShootBoxing

 2012年 クイーン・オブ・ザ・リング キック&ムエタイ部門 各賞の発表です。ことし一年を楽しませてくれた選手の皆さんへの感謝の気持ちをここに表します。

 なお、この賞はこの1年にQRスタッフの耳や目に入った試合からQRスタッフの主観で決定されたものであり、キック/ムエタイ女子全体を反映するものではないことをお断りします。

★ベストファイト
 神村 エリカ vs ローマ・ルックブンミー[12月2日WPMF世界女子ミニフライ級王座決定戦]
 第1ラウンド、神村選手の怒濤の攻撃、第2ラウンド、ローマ選手が首相撲の技術で圧倒、第3ラウンド、戦慄のノックアウト、という実にドラマチックで見所の多い試合。剛の神村選手と柔のローマ選手の戦いは観客を酔わせました。参考記事

★ブライテストホープ
 MIO(及川道場)

★殊勲賞
 魅津希 みずき(白心会)
 シュートボクシング女子のトップの一角である高橋藍選手を一度ならず二度までも判定にくだし、Girls S-CUP53.5kgトーナメントを征した試合は鮮烈な驚きを与えてくれました。参考記事

★敢闘賞
 V.V.Mei[ヴィー・ヴィー・メイ](フリー)
 真夏のGirls S-CUPに来襲したナムターン・ポー.ムナグペット(タイ)、ロレーナ・クライン(オランダ)という二人の規格外の強豪選手を真っ向勝負で連続撃破してみせたV.V.Mei選手の働きはまさしくプロフェッショナル。参考記事

★技能賞
 ヨアンナ[ジョアンナ]・イェドジェイチク(ポーランド)参考記事1  参考記事2

★ベストアルバム
 マリアンヌの誘惑(限定デラックス盤 夜の玩具箱)
 キノコホテル期待の新作はベースの音がイマイチ小さいのと主人公の「あたし」のキャラが前作までと比べて深みを失いかけていることがちょっと不満ですが、オマケのライブDVDは本当に素晴らしい出来。毎日毎日ずっと聴き続けても飽きない最高の内容。4人の演奏は本当に生き生きとして、そのセンス、迫力が作り出す世界は唯一無二。マリアンヌさんの歌唱もスタジオ版より自然な感じで好感が持てます。このDVDは限定に終わらせないで通常盤として再発売するべき名作。絶対出してください。

★最優秀来日選手
 サーオシン・ソーソピット(タイ)
 3月と11月に来日し、AZUMA選手と激戦を繰り広げたサーオシン選手は、圧倒されていた試合を一発逆転のヒジ打ちでひっくり返したかと思えば、再来日では知能的な試合運びで盤石の防衛戦を展開するなど若さに似合わぬフトコロの深さを見せるタイの新世代。輝く笑顔でスター性も充分に持ち合わせた期待の星。参考記事1  参考記事2

★ベストKO賞
 ジャマイマ・べトリアン(オランダ)[5月20日対大石綾乃戦]
 日本の誇る激闘系実力派ファイター大石綾乃選手をまさかの2ラウンドTKOに打ち取ったジャマイマ・ベトリアン選手。その一撃一撃が強烈で、しかも一発のタイミングで二発を叩き込むような驚くべき回転の速さ。距離や角度の取り方も見事でした。参考記事

c5f0f337★ファイター・オブ・ザ・イヤー
 RENA(レーナ)(及川道場)
 今年のRENA選手は恒例のGirls S-cupへの参戦は右足の古傷の悪化により無理と思われていました。いや、実際無理だったようです。右のキックが使えない不完全な状態でもトーナメントに出ることを選んだRENA選手の判断にはいろんな意見があるでしょう。しかし、RENA選手は出ました。出た限りは不調を感じさせない完璧な試合をするのがプロ。そんな難題を彼女は必死にクリア。トップの座を死守するプロ魂は見事でした。参考記事

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受賞
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