Boxing
2014年3月24日(月)東京 後楽園ホール
第368回 ガッツファイティング
スーパーフライ級 6回戦
高野人母美 たかのともみ(協栄)
VS
クラーブカーオ(クラッカーオ)・ポー・プリーチャー(タイ)
赤コーナーは4回戦(C級ライセンス)を卒業してこの日初めて6回戦(B級)に進出した高野人母美選手。
東洋や世界の王座を狙うにはここからさらにA級にまで上らなくてはいけません。最近はベルトへの意欲を語っている高野選手、いつになく厳しい表情で入場。
リングアナにコールされてやっと笑顔が見られましたが、激しい練習の跡でしょうか、すでに左の目のあたりにはダメージが… 。
青コーナーはタイから来たクラーブカーオ(クラッカーオ)選手。ムエタイのファイターです。
第1ラウンド 高野選手は定石通りにジャブを放って相手をうかがいますが、
クラーブカーオ選手は力一杯左右のパンチをふるいながら前進。実に好戦的です。
危険なパンチをぎりでかわした高野選手はバックステップで距離を作ります。
それを追いかけながら攻撃を続けるクラーブカーオ選手。
高野選手の動きを良く見ているクラーブカーオ選手は、パンチが飛んで来るとすかさずガード。打ち込むスキがありません。
なかなかペースを掴めない高野選手でしたが、パンチを上下に打ち分けるなどで地道に揺さぶりをかけていきます。
そしてラウンド中盤、高野選手はジャブで相手のガードをはじくと続いて得意の右ストレートを一撃。
これをアゴにもらったクラブカーオ選手はたまらずリングに崩れ落ちます。見事なノックダウン。
カウント8で試合に戻ったクラブカーオ選手はしっかり立っているように見えましたが… 、
高野選手がガードの上から右フックを打ち込むとそのままなぎ倒されるようにダウン。ここで第1ラウンドが終了。
高野選手は第2ラウンドも追撃の手を休めず、追い込まれたクラブカーオ選手は連打を受けて3度目のダウン。レフリーがKOを宣して試合終了。
晴れて勝ち名乗りを受ける高野選手ですが、プレッシャーからなかなか解放されないらしく、いまだに戦闘状態のコワイ目つきのまま。
スーパーフライ級 6回戦
○高野人母美 たかのともみ(協栄)
KO 第2ラウンド
×クラーブカーオ・ポー・プリーチャー(タイ)
高野人母美選手のKO勝利
(クラーブカーオ選手は第1ラウンドにダウン2、第2ラウンドにダウン1)
みなさん色んなご意見はあるでしょうが、やはりこの選手の潜在能力は特筆すべきもの。どこまで強くなるのかとっても楽しみですね。
高野人母美 たかのともみ(協栄)5戦5勝4KO
クラーブカーオ・ポー・プリーチャー(タイ)
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