Boxing
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 ダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)
TKO 第4ラウンド
×挑戦者 高野人母美 たかのともみ(協栄)
ダニエラ・ベルムデス選手がKOで勝利し同王座の2度目の防衛に成功
(高野選手は第4ラウンドにダウン1)
(セコンドによるタオル投入)
WBOミニフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 池原シーサー久美子 いけはらしーさーくみこ(フュチュール)
判定 3-0
×挑戦者 神田桃子 かんだももこ(勝又)
池原シーサー久美子選手が判定で勝利し同王座の3度目の防衛に成功
48kg契約 4回戦
×川村紗也香 かわむらさやか(古口)
判定 1-2
○岩下恵美 いわしたえみ(青木)
スプリットデシジョンで岩下恵美選手が勝利
フライ級 4回戦
○矢吹純 やぶきじゅん(協栄)
判定 2-1
×石井愛世 いしいいとせ(高崎)
スプリットデシジョンで矢吹純選手が勝利
この結果、各選手の戦績は以下のようになります(JBC認可以前からの通算戦績です)。
WBO世界スーパーフライ級王者(現)/WBOバンタム級王者(元)
ダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)23戦18勝3敗2分6KO
OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者
高野人母美 たかのともみ(協栄)10戦8勝2敗5KO
WBOミニフライ級王者
池原シーサー久美子 いけはらしーさーくみこ(フュチュール)11戦8勝1敗2分3KO
OPBFアトム級王者
神田桃子 かんだももこ(勝又)19戦9勝8敗2分3KO
川村紗也香 かわむらさやか(古口)1戦1敗
岩下恵美 いわしたえみ(青木)2戦2勝
矢吹純 やぶきじゅん(協栄)3戦3勝1KO
石井愛世 いしいいとせ(高崎)3戦2勝1敗1KO
コメント
現場に行けなかったので結果のみになります。ベルムデス選手はやはり本物の世界王者で日本国内で量産される「世界王者」とはモノが違いましたね。
階級の無理が大きかったため事前に「高野選手の勝ち目は小さい」と書きましたが、やはり初回から足がもつれていました。
高野選手はよくやったと思います。でも、2階級減量はやはり命の危険のある自殺行為でした。
なんちゃって王者が女子ボクシングのイメージを落とし続けている日本で、高野選手がキツい相手にキツい条件で戦いを挑んだ勇気はリアルでしたが、だからといってすべてを美化してはいけません。二度とこのような無理な減量がおこなわれないように望みます。
ベルムデス選手に勝つのはハナから難易度が高過ぎる話で、また、減量によるダメージもあったにもかかわらず高野選手にはいい動きもあったので、依然として彼女の選手としての価値は失われていないと思います。今後の活躍に期待します。