観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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藤山照美 VS ソニア・レイ スペシャルマッチ ノーカット動画 Terumi Fujiyama vs Sonia Ray シュートボクシング女子

 ShootBoxing

1989年9月8日(金)東京 後楽園ホール

シュートボクシング スペシャルマッチ 5分2R延長1R 契約体重不明
藤山照美 ふじやまてるみ(大阪ジム)
VS
ソニア・レイ (アメリカ)

藤山照美 vs. 索尼娅 雷 ShootBoxing Terumi Fujiyama(Japan) vs Sonia Ray(USA)

 本日は1989年の試合をご紹介しましょう。主役は初代そして第4代のSBクイーンとして知られる藤山照美選手。対戦相手はアメリカのK.I.C.K.という団体のソニア・レイ選手。

 シュートボクシングは1985年の旗揚げ当時から女子部門を持っていた画期的な格闘技団体でした。当時の女子格闘技といえばプロレスのリングで時おり『異種格闘技戦』が行われるのが珍しがられていた程度で、本格的なプロの格闘スポーツは皆無に近い状況でした。

1984年 オリンピック女子マラソン第1回正式採用
1990年 現存する女子最古のボクシング団体WIBF創立
1991年 女子サッカー世界選手権FIFA女子ワールドカップ第1回大会
1992年 オリンピック女子柔道第1回正式採用
2001年 AIBA世界女子ボクシング選手権第1回大会

 現在はメジャーになっている女子の各種スポーツ競技も上記に明らかなように、80年代にはまだまだ陽の当たらない存在、そんな時代の動画なのです。

 アメリカでは1990年代にキャシー・ロング選手、ブリジット・ライリー選手、ボニー・カニーノ選手、ピクシー・エルモア選手などが人気を得て『女子キックの黄金期』が訪れますが、この当時はまだキャシー・ロング選手はプロデビューしていません。日本ではのちに『キックの女王』と呼ばれ、藤山選手の最大のライバルとなる熊谷直子選手が全日本キックに登場していましたが、まだ売り出しの途上でした。

 青コーナーのソニア・レイ選手は基礎がしっかりしていて新人としては落ち着いた戦いぶり。なかなかいいですね。対する、赤の藤山選手は体格的にひとつかふたつぐらい下の階級に見えますが、彼女の打撃がきついきつい。左右のパンチもキックもどれも威力があって、あっという話にレイ選手を追い詰めます。

 追い詰めた後にわざとスキを作って相手に攻めさせるなど、余裕の試合運びの藤山選手。第1ラウンドの終盤、レイ選手が半ば戦意喪失となりますがなんとかゴングに救われます。

 ありがちなパターンとして、このまま決めきれないでグダグダの展開というのも一般的には見られますけれど、しかし、藤山選手は第2ラウンド早々にきっちりとKOで試合を締めます。プロですね!

 5分2Rという特別ルールですが、当時のSBのタイトル戦は第1R5分、第2R4分、第3R3分の計12分、海外のキックでは2分10Rなんていうのもありましたし(現在でもあります)、ここ数年の日本でよくある2分3R制に比べると当時は全般にレギュレーション自体がキツかったと思います。

シュートボクシング スペシャルマッチ 5分2R延長1R 契約体重不明
○藤山照美 ふじやまてるみ(大阪ジム)
TKO 第2ラウンド
×ソニア・レイ (アメリカ)
藤山照美選手のTKO勝利
(第1ラウンドにソニア・レイ選手ダウン2)

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