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うさん臭いけどガチでも戦える “ラ・バルビー” キャセリン・フィリ VS マリアナ・フアレス WBCバンタム級世界タイトルマッチ 結果&ノーカット動画 ボクシング女子

 Boxing

2017年4月1日(土)メキシコ メキシコシティー

Catherine Phiri vs Mariana Juarez
WBCバンタム級世界タイトルマッチ 10回戦
王者 キャセリン・フィリ(ザンビア)
VS
挑戦者 マリアナ・”ラ・バルビー”・フアレス(WBCバンタム級インターナショナル王者/元WBCフライ級王者/メキシコ)

 ボクシング王国メキシコにはアナ・マリア・トレス選手とジャッキー・ナヴァ選手という人気・実力をあわせ持ったスーパースターがおり、その両者を中心に大勢のスターがキラ星のように輝いています。

 中でもWBCの偉いさんたちのお気に入りなのがマリアナ・フアレス選手。そのため、タイトル戦に負けても負けても彼女にはすぐに次のタイトル戦が用意されたり(!)、計量にオーバーしてもなぜかオッケーになったり(!)というルールぶっちぎりの目が点になりそうな現象が頻発。


 今回のタイトル戦も昨年8月の挑戦者決定戦でフアレス選手は破れているので出場権は無いハズなんですが・・・、なぜか12月に改めて挑戦者決定戦(インターナショナル王座戦)がおこなわれ、それにフアレス選手は勝利して指名挑戦者になっています(!)。

 このように、うさん臭いというか、インチキというか、ハッキリとエコヒイキで特別扱いを受けているフアレス選手ですが、じゃあダメダメボクサーなのかというとそうではなく、試合は勝っても負けても面白いのです(!)。だから、うさん臭いのに人気はあって、インチキなのにスター、エコヒイキなのにしっかり稼げるんですね(苦笑)。プロは「面白ければ正義」という意味では、大したものです。

 かつてはWBC世界フライ級王者だったフアレス選手ですが、2012年にそのベルトを失ってからはスーパーフライ級のインターナショナル王座を取ったり取られたりの状態ですでに5年間。長らく世界王座には手が届かなかった彼女が、階級を上げてチャレンジしたのが今回のWBC世界バンタム級タイトルマッチ。

 手足が長くてバルビー(バービー人形)の異名を持つフアレス選手ですが、これで2度目の防衛戦となる王者のキャセリン・フィリ選手は彼女以上のリーチがあるようです。これはフアレス選手苦戦かと思われましたが37才にしてさらに上達したボクシングを見せて前半は挑戦者リード。

 後半はフィリ選手が本気で打って出て激戦となりましたが、ここでフアレス選手がプロらしい試合運びで互角に渡り合い、前半のリードを生かして判定勝利。

 フィリ選手が試合の前後でほとんど顔が変わらないのに対して、フアレス選手はあきらかに腫れて鼻血もにじんでいるようでしたが内容的に「打ち勝った」感があるのはフアレス選手でしたね。顔を変形させるゲームじゃ無いのでこの判定は妥当だと思います。

 5年前にフライ級で陥落してから階級を二つも上げ、やっと手にしたバンタム級王座。しかし、この階級には昨年苦杯を喫したダニエラ・ベルムデス選手をはじめとした幾多の強豪がひしめいています。

 このベルトを堂々とガチで防衛していくのか?それともうさん臭いコネでなんとか出来ちゃうのか?

 ガチとインチキごた混ぜの、バルビー劇場はまだまだ続きます!

WBCバンタム級世界タイトルマッチ 10回戦
×王者 キャセリン・フィリ(ザンビア)
判定 0-3
○挑戦者 マリアナ・”ラ・バルビー”・フアレス(WBCバンタム級インターナショナル王者/元WBCフライ級王者/メキシコ)
ユナニマスデシジョンでマリアナ・フアレス選手が勝利し、WBCバンタム級王者となりました。
(90-99、91-98、92-97)

キャセリン・フィリ(ザンビア)14戦12勝2敗6KO
マリアナ ・フアレス(メキシコ)58戦45勝9敗4分17KO

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