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小澤瑶生 VS ホン・ソヨン WBO世界ライトフライ級王座決定戦 結果 京都KBSホール ボクシング女子

 Boxing

082017年5月14日(日) 京都 KBSホール
TO THE FUTURE

WBO世界ライトフライ級王座決定戦
×小澤瑶生  おざわたまお(元OPBFスーパーフライ級王者/フュチュール)
判定 1-2
ホン・ソヨン  (現WIBAライトフライ級王者/元WBOミニフライ級王者/韓国)
スプリットデシジョンでホン・ソヨン選手の勝利。
(94-96、96-94、94-96)
ホン・ソヨン選手がWBO世界ライトフライ級新王者に。

 これでホン・ソヨン選手は現在王座にあるWIBAライトフライ級とWBO同級の2団体統一王者となり、さらに過去に保持していたWBOミニフライ級と合わせてWBO2階級制覇を達成しました。

 本来は2階級上のスーパーフライ級で戦っていた小澤瑶生選手にとっては今回の減量はかなり厳しかったと思います。この階級は無理があったのではないでしょうか。

 海外の女子選手も2~3階級上下しながら戦うのは普通のことですが、彼女たちはもともとナチュラルウェイト付近を自分の階級にしているのに比べて、日本人選手は減量して階級を維持し、さらにそこから下げるのですから2階級下はもう危険な域だったかもしれません。

 ホン・ソヨン選手の対日本人通算戦績はこれで3勝1敗。先日は韓国に乗り込んだ三好喜美佳選手(川崎新田)がチェ・ヒョンミ選手に敗れていますし、やはり、日本人選手にとってのアジアのライバルは韓国選手ですね。

コメント欄にボクシングファンさんからの詳細な試合レポートがあります。ぜひご一読ください!

小澤瑶生 おざわたまお(フュチュール)16戦12勝(うちタイ人4)4敗4KO(うちタイ人2)
ホン・ソヨン  (韓国)17戦15勝1敗1分7KO

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コメント

  1. ボクシングファン より:

    観戦してました。白熱した試合でした。
    小澤選手頑張りましたが、ホン選手が一枚上手でしたね…。
    絶妙のタイミングで的確なパンチを当て、そして執拗で正確なボディ攻撃。減量で苦しんだ小澤選手はボディが効いてしまいましたね…。

    判定は割れましたね。何が基準かに左右されるのでしょうが有効打ではホン選手でしたね。

    以下記憶のままの観戦記です。長文スミマセン。

    1回、小澤選手が左ジャブで距離を取ろうとするも、ホン選手は右ジャブから鋭い踏み込みで左ボディ。小澤選手はジャブで突き放そうとするが、右ボディ、ジャブと揺さぶるホン選手。真っ直ぐに下がりまた前に出る単純な動きの小澤選手は被弾が相次ぐ。ホン選手は低い姿勢から左ボディストレートをストマックにヒット、さらにレバーへ左ボディフックとボディ打ちを連発。減量で苦しんだ小澤選手のボディを狙う作戦か。主導権を握ったホン選手が右フックを当てて追い込んでゴング。

    2回、ゴング直後からホン選手が攻勢。右ジャブから左ボディフック、右フックと追い込み左ストレートをで小澤選手の顔を歪めさせ、左ボディストレート。会場からは「たまちゃんガード!」と悲鳴。相変わらず直線的な動きの小澤選手にホン選手はカウンター気味の左ボディストレートをストマックに深々とめり込ます。効いた!下がる小澤選手。ホン選手が一気に接近し連打。左フックで顔面がひしゃげ、右フックが頭部と顎に連発ヒット!左ボディ!危ない!「ガード!凌げ!」会場がざわめくなかゴング。

    3回、またホン選手が攻勢。左ストレート、右ジャブで仰け反る小澤選手。それでも前に出る小澤選手。「熱くなるな」の声が。しかしホン選手の右ジャブが面白いようにヒット、堪らずクリンチに逃れるとボディを突き上げられる。終盤、小澤選手がフックで反撃し激しい打ち合いでゴング。

    既に顔面が腫れている小澤選手に対しノーダメージのホン選手。

  2. ボクシングファン より:

    4回、激しく打ち合う両者。フック相打ちで小澤選手が顔をしかめますがホン選手も鼻血。鼻血を拭うホン選手に小澤選手がパンチを振るう。「いけるよ!」盛り上がる会場。しかしホン選手は右ボディから顎へ左フックをヒット。怯まない小澤選手は左右フックを振るいホン選手の鼻血が酷くなる。ここでゴング。

    ホン選手の鼻血は酷く拭ったタオルが血に染まる。小澤選手も左目下を負傷。ホン選手のヒッティングによるとアナウンス。

    5回、小澤選手は左右フックを振るうもホン選手の左フックが顎を直撃し下がる。ホン選手は踏み込んで左ボディストレート。正確に鳩尾を突かれ苦しむ小澤選手。パンチの正確性ではホン選手。「焦るな、ジャブから」の声が。やっと小澤選手の右フックがクリーンヒット、ホン選手の顔色が変わり猛然と襲いかかる。左ボディフックがカウンターで強烈に小澤選手のレバーを抉る。膝が折れる小澤選手。辛うじてダウンは拒むも苦悶の表情。効いてる。ホン選手はさらに潜り込みボディに追い打ち。小澤選手苦しい。ホン選手の左ストレートがヒットしてゴング。

    ボディが効いた小澤選手はコーナーでマウスピースを苦しげに吐き出す。

    6回、ボディが効いた小澤選手は必死で前に出てフックを振るう。「大きい、ジャブから」会場から声。ホン選手は再びボディを狙い左ボディストレートがストマックを抉る。堪らずクリンチに逃れた小澤選手。ホン陣営から「ボディ、ボディ」の指示。ホン選手は右ボディから一気に連打。しかし小澤選手の右フックが直撃、ホン選手がぐらつき会場が沸く。ホン選手はボディを狙うも大振り。小澤選手がカウンターの右フックで反撃。ホン選手は憤怒の表情。お互いの右が相打ちになり仰け反る両者。ホン選手が左ボディから連打でゴング。

    小澤選手は鼻血を流しながらコーナーに戻る。インターバルではボディが効き苦悶の表情。ホン選手も少し疲労した感じ。

  3. ボクシングファン より:

    7回、小澤選手が前に出るが、ホン選手は潜り込むと左ボディアッパー。ボディ強打で仕留める狙いか。小澤選手もスタミナ切れで動きが鈍ったホン選手にパンチを放ち続ける。しかしホン選手の左ボディで悶えた小澤選手に右フック炸裂。ゴングまで激しく打ち合う両者。

    8回、逆転KOを狙う小澤選手が突進、ホン選手が顔面の真ん中に狙いすました右カウンター。左ストレート、ボディと鮮やかなコンビネーション。小澤選手も左右フックでホン選手をロープに詰める。「勝負や行け」盛り上がる会場。ロープ際の激しい攻防で小澤選手の右フックとホン選手の右アッパーが相打ちに。ロープにすっ飛んだホン選手。「行ける」しかしホン選手はロープの反動を利用し右ボディをストマックに突き刺す。腰を折り苦しむ小澤選手。口からマウスピースがはみ出しながらも打ち返す。ホン選手は小澤選手の懐に潜り込むと左ボディ。腹を抱える小澤選手。これは効いた。後退する小澤選手にホン選手が左ストレートを決めゴング。

    9回、ホン選手が左右ボディから攻勢。小澤選手も打ち返すが、ホン選手は鋭い踏み込みでの左ボディストレートでストマックをヒット。ホン選手は腹部を執拗に攻める。苦しむ小澤選手だか右フックで反撃しホン選手にロープを背負わせる。しかしホン選手はボディを打ち返し押し戻しゴング。

    10回、小澤選手が力を振絞り襲いかかり、ホン選手も左ストレートで迎え打ち激しいド突き合いに。小澤選手は左右フックを振るうもクリーンヒットがでず、ホン選手の左レバーブロー。口が開いた小澤選手に左ボディ連打。ようやく小澤選手の右フックがヒット。しかしホン選手は強烈な左レバーブロー。目を見開き苦しむ小澤選手。右ジャブ、左ストレートが立て続けに顔面にヒット。危ない。しかし気合いで堪えると左ロングフックを炸裂させ、さらに左フックをヒット。ホン選手が打ち返しゴング。

    壮絶に打ち合った両者に大歓声。

  4. queens of the ring より:

    詳細でしかも試合光景が目の前にひろがるようなレポートありがとうございます!
    激戦を展開した両選手と、それを伝えてくれたボクシングファンさんに大拍手です!

  5. ボクシングファン より:

    queens of the ringさま
    つたない文に過分のお言葉!!恐縮です。

    両選手の激闘には本当に拍手です。敗れた小澤瑶生選手もまだまだ頑張るそうですし、ホン・ソヨン選手は韓国ボクシング界のために頑張るそうです。二人の今後に期待ですね!

    韓国人ボクサーもメキシコ人ボクサーも強敵ですね。そのうち日本人女子世界王者が誰もいなくなるのでは・・・

  6. ななし より:

    queens of the ring 管理人様

    ボクシングファン様のレポート情報の
    お知らせと掲載ありがとうございました。

    ボクシングファン様

    まず、日曜日の試合、両選手の動きや気持ちが伝わってくるレポートありがとうございました。
    ホン・ソヨン選手は、以前からyoutubeなどで
    見ていましたが、パンチが重そうそして
    技術があるなと思っていました。
    敗れた小澤選手も、メキシコでタイトルマッチに挑み、強打にめげず最後まで闘いぬいていたので、根性はある選手という印象です。
    予想通りの好試合のようでした。
    おっしゃるとおり、今後の二人に期待ですね。
    本当にありがとうございました。

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