観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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リマッチ 高野人母美 VS カイ・ジョンソン II 結果 A-sign.Bee 3 ボクシング女子

 Boxing

Bee 32017年5月26日(金)東京 後楽園ホール
A-sign.Bee 3

55kg契約 6回戦
高野人母美 たかのともみ(前OPBFスーパーバンタム級王者/協栄)
TKO 第3ラウンド
×カイ・ジョンソン(竹原&畑山)
高野人母美選手のTKO勝利

 残念ながら現地に行けず、有料ネット配信https://asign-boxing.com/での観戦でしたが、感想を少しだけ。

 日本の女子のボクシングにもダウンやTKOはあるにはありますが、そのほとんどはいわゆる「なんちゃってダウン」「なんちゃってTKO」。

 つまり、攻撃側がナイスパンチを打ってのダウンではなくて、ディフェンスが下手くそで打たれっぱなしになるためにレフリーが止める「ダウン」「TKO」がほとんど。それが「日本の女子ボクシングはつまらない」と言われる理由になっています。

 しかし、高野選手が取るダウンはいつも一撃。つまり、しっかり効かせてのダウンなんです。やっぱりいいもの持ってますよ、このひとは。

 もしもタイ人と6回も戦ったりせず、ワケのわからないブランクとかがなく、まともにキャリアを積んでいれば、今頃はもっといいボクシングしてたのになあ、と残念に思いますが、過去は過去。振り返ってもしょうがないので今後に期待しましょう。

 世界挑戦とか意識する前に、高野選手のようなひとが「いいボクシング」「面白い試合」を続けていくことが女子のボクシングの人気構築には一番効果的なことだと思います。

 名前だけの世界王者ならいくらでもいるんで、それはもういいでしょう。

 次もガチで面白い試合をしてください。ファンの一番の希望はそれだと思いますよ。

 カイ・ジョンソン選手はあの一発をもらってしまったことだけが敗因で、あとは作戦どおりだったかなと思いますが、効いてましたからストップは仕方ありません。しっかり休んでがんばってください。

 両選手ともお疲れさまでした!

高野人母美 たかのともみ(協栄)12戦10勝(うちタイ人6)2敗7KO(うちタイ人3)
カイ・ジョンソン(竹原&畑山)19戦5勝(うちタイ人0)11敗2KO(うちタイ人0)

関連記事 闘志あふれる好試合 カイ・ジョンソン VS 高野人母美 スーパーフライ級6回戦 結果 ボクシング女子

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コメント

  1. 後味悪すぎでした。 より:

    現地で試合ご覧になりましたか?
    女子ボクシングの価値を下げる試合でしたし
    アホらしすぎてもう二度と高野選手(選手と呼ぶにも無理がある)の試合は見ないようにしようと思いました。

  2. queens of the ring より:

    >後味悪すぎでした。さん コメントありがとうございます。
    記事にも書いたとおり、会場には行けず動画で見ただけです。
    あくまで私見ですが、日本の女子ボクシング全体を見渡した場合、高野選手は決して悪くは無いのです。現有戦力でちゃんとダウンを取れる女子ボクサーはごくわずかしかいませんし、そのひとりが高野選手です。
    しかし、その彼女でも「世界挑戦」を考えるレベルに無いのも確かです。総合力はまるで備わっていないからです。
    しかし、これが等身大の「日本の女子ボクシング」です。
    なぜなら「世界」とはまるで接点が無いし、「国内」とすら接点が無い(!)、カマセで擁護された選手がいくらでもいる異常な状態が長く続いているからです。
    高野選手もそのカマセの下駄を履かされたひとりですが、今回はカマセじゃありませんので、そこは評価したいと思います。
    日本の女子ボクシングはJBC体制になってカマセが横行し、ずっと後退しつづけ、いまはマイナスからの再出発に気がつかなければいけない時期。女子ボクシングの価値自体がその程度になってしまっているのです。
    これはだれかひとりの問題ではないと思うのです。

  3. 後味悪すぎでした。 より:

    ご返信ありがとうございました。
    確かに仰る通りだと思いますが、会場では早すぎるストップ(カウントすらとらない)に「ボクシングしろよ!」とヤジが飛びました。
    高野選手の戦い方云々は置いておいても、あんなレフェリーの采配がまかり通ると、ボクシングへの熱意も精神も物凄く削り取られます。女子ボクシング界の士気を下げる試合は、何の為に存在してるのでしょうか。取り巻きのアホなおじさんしか喜ばせていない。女子ボクシングを馬鹿にされているようで、どうにも後味が悪くなります。

  4. queens of the ring より:

    >後味悪すぎでした。さん コメントありがとうございます!
    ああ、あの止め方はダメだと思いました。ストップの判断自体は正しいと思いますけど、お客さんにそれが伝わらないのはレフリーの力量ですね。
    ちゃんとカウントを数えて、ファイティングポーズとらせて、前に歩かせて、それでフラついたらダメと、そこまで手続き踏むべきでしたよね。
    カイ選手がカカト重心で棒立ちしていたので、たぶん前に歩けなかったと思いますが、それをレフリーは分かっても、お客にちゃんと示さないとレフリーの仕事としてはまずいですよね。
    特に高野選手、亀田コーチ、協栄ジムという怪しまれる要素が揃っている試合ではそうだと思います。

  5. どちらのファンでも無いですが より:

    カイジョンソン選手は明らかに効いてました。どう見ても完敗です。
    レフリーがカウントを途中で止めたのも妥当だと思いましたし、むしろカウントしなくてもいいとも思いました。あの試合で野次を飛ばすような輩には頼むからもうボクシング自体を見るのをやめてくれと思う。

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