KickBoxing MuayThai
長らく日本の立ち技系女子格闘技を引っ張ってきた実力者、大石綾乃選手が先月の対ジェニフェル・フェハス戦を最後に引退しました。 遅くなりましたが、彼女の残した功績へのわたしたちの感謝を、写真、動画、関連記事とともにここに記したいと思います。
大石綾乃選手は、弟に大石駿介選手、妹に大石ゆきの選手（写真：向かって右）をもつ大石ファミリーの長女で、そろってチャンピオンベルトを巻く実力者。
綾乃選手自身はJ-GIRLSフェザー級の王者として君臨し、そのイメージが強いですが、ＷＢＣムエタイ日本女子フェザー級王者としてもＡＺＵＭＡ選手や佐々木仁子選手と素晴らしい勝負を繰りひろげました。
２０１１年１月 ＷＢＣムエタイ日本女子フェザー級王座決定戦 大石綾乃 VS ＡＺＵＭＡ
２０１１年にはＷＢＣムエタイ世界王座を獲るためにオーストラリアへ遠征しましたが、残念ながらティアナ・キャヴェリー選手に判定でやぶれ、世界のベルトには届きませんでした。
しかし、翌２０１２年３月、武林風のオファーを受けて中国河南省まで出向き、地元のリウ・チェン選手と武林風ルールで対戦、アウェーの地で見事判定勝利をゲット。日本人女子の武林風連敗がついにストップ。
２０１２年５月には、オランダのトップファイターのジャマイマ・ベトリアン選手と対戦。激しい打撃戦の末ＴＫＯで敗れましたが、動画を見た海外のファイターたちが大石選手のガッツとタフネスを絶賛。
同年１２月には現在のＵＦＣ王者ヨアンナ選手と３分３ラウンドを戦ってドロー、延長ラウンドで敗れはしましたが、２０１２年は大石綾乃選手が世界レベルの強豪であることを証明する年となったのです。
最近はJ-GIRLSフェザー級のベルトを守りながらも、右足のテーピングが痛々しく、本来の実力が発揮出来ていない感じがありましたので、そのへんも引退の理由かと思われますが、ご本人が故障のことを語らないのも、彼女らしいなと思います。いさぎよい引き際、見事です。
日本の、そして、世界の強豪との幾多の激闘はファンの胸に永遠に残るでしょう。素晴らしい試合を本当にありがとうございます。おつかれさまでした。
大石綾乃 おおいしあやの（OISHI GYM）
全日本極真連合会「レーディース全日本空手道大会」優勝
J-GIRLSフェザー級チャンピオン
ＷＢＣムエタイ日本女子フェザー級チャンピオン
Ayano Oishi has announced her retirement.
All Japan Kyokushin Union “Ladies All Japan Karate” Tournament Winner
J-GIRLS Featherweight Champion
WBC Muay Thai Japan Featherweight Champion
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