観客席視点からの立ち技系女子格闘技
スポンサーリンク
スポンサーリンク

意味の無い流血を好む感性 リア・ペダーセン VS アマンダ・トムソン 結果&ノーカット動画 ムエタイ女子

 MuayThai

2018年2月7日(水)タイ プーケット バングラスタジアム

ムエタイ 57kg? 2分5R
リア・ペダーセン(デンマーク)青のグローブ
VS
アマンダ・トムソン(オーストラリア)赤のグローブ

こちらはプーケットでのファラン(欧米人)同士のムエタイ。サムネイルで明らかなように流血戦です。でも、これは相手からの返り血。


青はデンマーク王者のリア・ペダーセン選手。プロ/アマの国際大会で優勝の経験もあるようです。赤はオーストラリアのアマンダ・トムソン選手。おもにアマチュアで戦っているようです。

両選手は打撃の実力は同程度で、打ち合いではわりと接戦の感じですが、組んでしまうと明らかにペダーセン選手の実力が上回り、試合の途中で勝敗の行方は見えてきます。

第5ラウンド、このまま順当にペダーセン選手の判定勝利という流れでしたが、ペダーセン選手がヒジでトムソン選手に切りつけて(動画の10分7秒前後)試合は流血戦に。

ご存知のようにタイ人選手は試合の勝敗が明らかになったあとはあまり相手を追い込みません。必要以上に相手を痛めつける理由が無いからです。

特に、ヒジで切るのは劣勢な方の逆転技で、優勢な方はむやみに切ったりはしません。

しかし、外国人選手にはそういう意識の無いひとも多く、勝っているのに切りに行ったりすることもあります。

ペダーセン選手はフェイスブックで「わたしはこのファイトに満足しているわ。特にヒジで血まみれで終わらせることが出来たし」と書いています。

相手のトムソン選手は8針縫ったそうですが、こちらもこちらで「負けちゃったわ。ラッキーな青タンと切り傷持ちになっちゃったわ」と書いていますから、切ったり切られたりが好きなもの同士で良かったですね、ということで・・。

なんで、意味もなく流血が好きなのか知りませんが、タイ人とか日本人を巻き込まないでほしいです。プロレスじゃないんだから。

こういう勘違いをしている人に言っても分からないとは思いますが、ヒジの本当の価値は相手を倒す破壊力であって、皮膚を一枚切ることではありません。ヒジの角でこすって血を出すのはスゴイことでもなんでもなく、武術的には無意味で、倒すヒジこそが本当のヒジ打ちです。この二つは本質的に違うものです。

タイトルマッチ、賞金マッチ、テレビマッチ、ビッグマッチ、因縁の試合、トーナメントなどでは勝つことがすべてですので、どんなことでもして勝ちに行くのが当たり前ですが、ノンタイトルの観光客相手の試合で、しかも、勝っているほうが切りに行くなんて、まったく理解できません。理解したくもないですね。

ムエタイ 57kg? 2分5R
○リア・ペダーセン(デンマーク)青
判定
×アマンダ・トムソン(オーストラリア)赤
リア・ペダーセン選手の判定勝利

February 7, 2018, Thai
Muay Thai 57kg? 5x2m
Lea Pedersen vs. Amanda Thomson
Winner Lea Pedersen by decision
Pedersen has already won till 4th round.
There was no reason to cut her opponent’s face.

関連記事 リア・ペダーセン VS ナチャカモン 結果&動画 第1回タイ・マーシャルアーツ・ゲームス&フェスティバル ムエタイ女子

人気ブログランキング にほんブログ村 格闘技ブログ キックボクシング・ムエタイへ

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク