Boxing
2018年5月28日(月)東京 後楽園ホール
DANGAN オール4回戦
第7試合 55kg契約 4回戦
縞馬菜摘 しまうまなつみ(輪島スポーツ)
VS
緑川愛 みどりかわあいら(ワタナベ)
青コーナーはワタナベジムの緑川愛選手。セコンドには元世界ランカー伊藤まみさんの姿があります。
赤コーナーは輪島スポーツジムの縞馬菜摘選手。写真はありませんがセコンドには「炎の男」輪島功一会長がついています。
両選手ともにリングに上がっても緊張の様子はなく、満面の笑顔で観客席に手をふっています。こういう選手は本当に見ていて楽しい気分になりますね。プロボクサーである自分をエンジョイしているということでは、似た者同士のふたりかもしれません。
ご覧のように両選手はほぼ同体格。戦績も1戦1勝でまったくの互角。
しかし、ファイトスタイルは、緑川選手がつねにアップライトにかまえてストレートメインなのに対して、縞馬選手は攻撃時も防御時もいくぶん体を低くします。
縞馬選手は動きをジャブの連打から組み立てようとして好印象ですが、イマイチいい形でそのあとにつながらない感じ。
緑川選手はジャブが淡白でしっかり打ってないのが残念ですが、右の距離感はバッチリで再三ヒットを重ねます。
ヒットすると手を高く挙げて「やったぜ」アピール。女子でこういうことする選手は非常に珍しいですが、もちろん、プロなので盛り上げるパフォーマンスは大歓迎。どんどんやってほしいと思います。
いまいちヒットが少ない縞馬選手。まだ、相手の動きが読めていないのでしょうか。
緑川選手のプレッシャーのなか、縞馬選手は第1ラウンドをしのぎます。
第2ラウンド 縞馬選手は積極的に出ますが、まだクリーンヒットは生まれない。
焦りが出たのか、左の出し方が適当になり、右ストレート狙いになっているような縞馬選手・・
と思っていると、緑川選手がジャブ、右ボディーから顔面に右フック。これをまともにもらった縞馬選手はよろけてリングに手とヒザをつくダウン。
しかし、アゴに1発もらってフラッとする縞馬選手を見て、レフリーはただちに試合を止めました。これは的確な判断でしょう。
勝った緑川選手の笑顔は当然として、負けてしまった縞馬選手もなんだか楽しそうに見えたのが印象的でした。明るいキャラの両選手の次の試合に期待します。
第7試合 55kg契約 4回戦
×縞馬菜摘 しまうまなつみ(輪島スポーツ)
TKO 第2ラウンド レフリーストップ
○緑川愛 みどりかわあいら(ワタナベ)
緑川愛選手のTKO勝利
(縞馬選手は第2ラウンドにダウン1)
会場に来れなかった方はBOXING RAISEさんに有料動画がありますので、これを機に入会してみてください。今回からリングサイドカメラが導入され、映像に迫力が増しています。
縞馬菜摘 しまうまなつみ (輪島功一スポーツ)2戦1勝(うちタイ人0)1敗1KO(うちタイ人0)
緑川愛 みどりかわあいら(船橋ドラゴンジム)2戦2勝(うちタイ人0)1KO(うちタイ人0)
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