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再アップ 90年代キック全盛期の輝き! キャシー・ロング VS 神風杏子 WMACフェザー級王座決定戦 フルファイト動画 キックボクシング女子

 試合は序盤からロング選手のパワフルな打撃の嵐が吹き荒れ、神風選手は慎重な闘いを強いられますが、ロング選手の得意技の後ろ蹴りを見事なタイミングのローキックで潰したり、カウンターパンチで顔面を襲うなどで実力を見せます。

 しかし、海外の報道によれば試合中に神風選手は肋骨と内臓に大ダメージを受けているそうで、次第に失速。終盤にはKO負け間違い無しの大ピンチとなりますが、猛然と逆襲に転じて判定に持ち込み日本選手の意地を見せました。しかも、試合直後にはあれだけ打たれながらも微笑みを見せる精神的なタフネスぶり。敗れたりと言えど、人の心を打つあっぱれな試合です。

 神風選手のこの激闘が、日本選手の評価を高め、のちに彼女の妹分である早千予(さちよ/柴田早千予)選手の大活躍の布石となっていきます。

 神風選手はロング選手との再戦を望みますが、ロング選手はこの試合のあとわずか1戦でキックを引退、夢のリマッチはかないませんでした。

 キックボクシング最盛期の雰囲気、90年代のラスベガス、マイケル・バッファーさんのコール、全米にテレビ中継される大会場のビッグマッチ、いかがでしたか?

WMACフェザー級王座決定戦 3分5R
○キャシー・ロング(アメリカ)
判定 3-0
×神風杏子 かみかぜきょうこ(白龍ジム)
キャシー・ロング選手が判定勝ちでWMACフェザー級王座を獲得

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