観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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慶美奈代 VS 鈴木菜々江 ミニマム級8回戦 試合経過 VICTORIVA Vol.5 ボクシング女子

2019年9月12日(木)東京 後楽園ホール
VICTORIVA Vol.5

ミニマム級 8回戦
慶美奈代 けいみなよ(真正)
VS
鈴木菜々江 すずきななえ(前日本アトム級王者 防衛2回/シュウ)

この日の第5試合はノンタイトルの8回戦。
赤コーナーは前の試合でOPBFタイトルマッチを経験した慶美奈代選手。
青コーナーは3月まで日本アトム級のベルトを巻いていた鈴木菜々江選手。

以前の鈴木菜々江選手は攻撃しようという意識が高過ぎるためか、ゴングが鳴るとすぐに距離を詰め過ぎてしまい、中間距離での駆け引きが無く、せっかくのリーチを無駄にしていることが多かったのですが、最近は落ち着いて離れた距離から打つことが多くなりました。

打ち方も安定して、一発一発が正確性を増していると思います。

一方の慶選手の試合は実際に見るのは初めてだったのですが、しっかり見て、しっかり踏み込んで打つアグレッシブな選手ですね。

しかし、アグレッシブなのは鈴木選手も同じで、いつものようにボディーも打っていきます。しかも一、二発では終わらず、必ず連発なのが彼女のボクシング。

慶選手は中盤になっても動きは落ちないで、鈴木選手を脅かします。ディフェンスの意識も高いです。

そういうわけで、お互いに決定的な場面は作れないのですが、鈴木選手にはときおり見せるショートのまとめ打ちがあるので、有効打全体では上回ることになります。

8回戦という長丁場にもかかわらず動き続けた慶選手。いいパンチもありましたが、鈴木選手は効いたそぶりを見せません。

鈴木選手は手数の多さで上回った印象ですが、当て方も上手くなってるし、ステップワークも板についてきました。

派手な変化こそありませんが、全体的に確実に鈴木菜々江選手の実力は底上げされてきているのが分かりました。両選手にとっていい経験となる試合だったと思います。

ミニマム級 8回戦
×慶美奈代 けいみなよ(真正)
判定 0−3
○鈴木菜々江 すずきななえ(前日本アトム級王者 防衛2回/シュウ)
鈴木菜々江選手の判定勝利
(75−77、74−78、74−79)

慶美奈代 けいみなよ(真正)11戦6勝(うちタイ人0)5敗1KO(うちタイ人0)
鈴木菜々江 すずきななえ(前日本アトム級王者 防衛2回/シュウ)13戦9勝(うちタイ人0)3敗1分1KO(うちタイ人0)

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