Muay Thai
2017年11月18日(土) タイ ウタパオ国際空港 特設リング
第2回『ワールド・ムエタイ・エンジェルス』ムエタイ女子フェザー級トーナメント
準々決勝 3分3R ヒジ・ヒザあり
チョンマニー(タイ)赤
VS
ルーシー・ペイン(イギリス)青
ชมมณี ส.เต๊ะหิรัญ (ไทย)
vs.
ลูซี่ เพย์น (อังกฤษ)
赤コーナーは前回大会(2014年)優勝者のチョンマニー・ソー・テヒラン選手。タイが誇るトップ女子ムエタイ選手です。とは言っても、優勝した時は高校生でしたから、彼女は今年まだ21才。その若さでこの大会の看板の役目を引き受け、堂々の入場。たいしたもんです。
青はイギリスのルーシー・ペイン選手。体重57kgで身長182センチという反則級のフィジカルを持ちながら、左右の連続キックもなめらかにこなす器用な選手です。
同じ階級なのに腰の位置、肩の位置のこの違い・・・。むかし、ある拳法家の先生に身長差について質問したところ「20センチの違いまでなら勝つことは可能」と言っていましたが、このふたりの身長差はギリギリの19センチ。本当にチョンマニー選手はルーシー・ペイン選手に勝てるのでしょうか。
第1ラウンド 接近するふたり、先に蹴りを出すのはチョンマニー選手。
ムエタイの投げは相手の重心を崩して不安定にして倒すもので、柔道よりも合気道に近い感じ。首投げや背負い投げのように相手を自分の腰に乗せて投げることは禁じられています。
・・・が、相手の首をロックし、体勢を崩して投げたつもりなのにペイン選手が大きすぎて、首投げのようになってしまうチョンマニー選手。ちょっと、サイズが違いすぎてキレイに投げるのは難しいかもしれません。
簡単にアゴまで届くペイン選手のヒザ蹴りをきっちりディフェンスするチョンマニー選手。
攻撃の絶対数が多いのはチョンマニー選手。下がりながらの攻撃はとても重要です。
インターバルは2分。体力の回復に努めながらコーナーの指示に耳を傾ける両選手。
第2ラウンド 最初からガシガシ蹴っていくのはチョンマニー選手。矢継ぎ早のキックが素晴らしいです。
下がりながらも蹴り続けるチョンマニー選手がキック合戦では一枚上。
第3ラウンド 組み合った両者はお互いにヒザを連打してゆずりません。
ロープ際にさがってペイン選手の蹴りをやりすごすチョンマニー選手。
さがった後、チョンマニー選手はそのままにならずに打って出るところがさすが試合巧者。
終盤、パンチとヒザ、ヒジ打ちで猛攻を仕掛けるペイン選手の迫力は素晴らしいものがありましたが、決定打は与えられずに試合終了。
判定はチョンマニー選手。 この人の試合運びのうまさは本当に素晴らしいです。
第4試合 3分3R ヒジ・ヒザあり
○チョンマニー(タイ)
判定
×ルーシー・ペイン(イギリス)
チョンマニー選手の判定勝利
ชมมณี ส.เต๊ะหิรัญ (ไทย) vs. ลูซี่ เพย์น (อังกฤษ)
ชมมณี ส.เต๊ะหิรัญ (ไทย) ชนะคะแนน ลูซี่ เพย์น (อังกฤษ)
World Mmuay Thai Angels
18th November
Chommanee(Thai) vs. Lucy Payne (UK)
Chommanee wins by decision
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