Boxing
2018年8月31日(金)ジンバブエ ハラレ
女子スーパーライト級 8回戦
チエザ・ホマコンバ (ジンバブエ)赤のトランクス
VS
パトリシア・アポロ (ウガンダ)白のスカート
アフリカの女子ボクシングの試合をご覧ください。ジンバブエとウガンダの無敗選手どうしの対戦です。
とは言っても、ジンバブエのチエザ・ホマコンバ選手は5戦して4回ドローなので、勝利は1回しかありませんが・・・。ウガンダのパトリシア・アポロ選手はここまで4戦して4勝の正真正銘の全勝です。
アポロ選手はテコンドー、キックボクシングからボクシングに進出した選手で、現在でもキックボクシング(WKBF女子ライト級インターナショナル王者)とボクシングの両方で戦っている忙しいファイター。
試合はゴングとともに両選手がフルパワーでグローブを振り回すワイルドな内容。どちらも結構あらびき風味ではありますが、パトリシア・アポロ選手の方がまともなパンチも出していますし、優勢かなと思っていた第3ラウンド残り20秒、チエザ・ホマコンバ選手のカウンターをもらってガクッと崩れるアポロ選手。・・・しかし、レフリーはダウンを取りません。
その後、ホマコンバ選手のほうはあまりいいところもなく少しずつ体力を失って苦しい戦いになりますが、アポロ選手の方は大きく失速することもなく全8ラウンドを終了。
判定は満場一致でパトリシア・アポロ選手の勝利。しかし、第3ラウンドのあの一撃がダウン判定になっていたなら、結果は変わっていたかもしれませんね。
アポロ選手のボクシングはちょっと基本をやりなおしたら大化けしそうな感じなのですが・・。現状ではちょっと残念です。素晴らしいフィジカルなのに、もったいないです。
勝利を告げられ全身を使って喜びを表現するアポロ選手。それもそのはず、彼女はこの試合の直前に大きな企業スポンサーについてもらったばかりですし、9月には自身の持つキックのインターナショナル王座の防衛戦が控えているので、どうしても今回は負けられない試合だったのです。
アポロ選手のキックとボクシングのダブルキャリアはこれからどのようになるのでしょうか?
女子スーパーライト級 8回戦
×チエザ・ホマコンバ (ジンバブエ)赤のトランクス
判定 0-3
○パトリシア・アポロ (ウガンダ)白のスカート
パトリシア・アポロ選手の判定勝利
(77-79、77-80、77-80)
チエザ・ホマコンバ (ジンバブエ)6戦1勝1敗4分1KO
パトリシア・アポロ (ウガンダ)5戦5勝2KO
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