Boxing
6月9日(月)後楽園ホール
ダイヤモンドグローブ/ザ・カンムリワシファイトVol.30
第5試合 ミニフライ級6回戦
○菊地奈々子(白井・具志堅スポーツジム)
1回 1分12秒 レフリーストップ TKO
×ペットチェイングライ・シットクルマッド(タイ)
リーチのあるペットチェイングライ選手は思いきったパンチを放ちますが、菊地選手はコンパクトながらも力強いパンチを集中して早々と1回で試合に決着をつけました。パンチの回転の速さ、フットワークの軽さから、コンディションが良好であることが伝わってきます。
第4試合 ミニフライ級6回戦
○小関桃(青木)
2回 54秒 レフリーストップ TKO
×ペットスリファ・シットクルマッド(タイ)
後ろ重心で構えるペットスリファ選手は、おそらくムエタイ系の出身ではないでしょうか。このようなスタイルの選手がボクシングで勝ち抜くには強烈なカウンターを打てることが前提ですが、そのようなシーンの無いまま、2回途中で一方的に小関選手に打たれてTKOとなりました。
第3試合 51キロ契約4回戦
○山口直子(白井・具志堅スポーツジム)
1回 43秒 TKO(サトリーレックはダウン1)
×サトリーレック・パラドーンジム(タイ)
パンチ力に定評のある山口選手は、開始直後から攻め込み、大きなパンチに連打を織り込みながらペースをつかみ、右フックを直撃すると、完全に足に来たサトリーレック選手は直立出来ず、レフリーはカウントを取るまでもなくKOを宣しました。
女子だけの大会でもなく、聖地後楽園での通常のボクシングのプログラムで三つの女子マッチが披露されました。ある意味ではこれが本当の始まりともいえる重要な一日。
3試合とも少々マッチメークに物足りなさはあるにしても、そろって日本人選手が凱歌を上げ、結果は上々と言えるでしょう。
心配された客席の反応も、一番手の山口選手の豪快なファイトもあってか、たいへん好意的で、試合は観客に新しい楽しみを与えていました。
過去に最も実績のある菊地選手、そして山口選手は試合運びのみでなくリングでのたたずまいにも華があり、プロとしての存在感を見せました。
写真は元WBC世界ストロー級王者菊地奈々子選手
コメント