観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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NEWグラディエイター

 Boxing

パンサー
 ニュー・グラディエイターは女子プロボクサーの記事の中でお伝えしましたコリーン・ヴァン・リック・ド・グルー選手が、アメリカン・グラディエイター第2シーズン第7回(6月30日放送分)でグラディエイター・アリーナにデビューしました。

 シルバーを基調にしたコスチュームが多い女子グラディエイターの中において、グルー選手は異例の、黒ずくめのコスチューム。髪の毛まで黒に染め、身体はいつでもリングに上がれるかのようなグッドシェイプ。グラディエイターネーム『パンサー(豹)』のイメージ通りの精悍さ抜群のキャラクター誕生です。
American Gladiators PANTHER

アメリカン・グラディエイターより
 司会進行の前世界チャンピオンレイラ・アリさん、グラディエイター『スティール』を演じる元プロボクサーエリン・タフィルさんに続いて3人めの女子プロボクサーであるコリーン・グルー選手は今でも現役でWBCフェザー級11位のプロボクサー。こうした大人気テレビ番組に女子ボクサーがたくさん出続けることの意味は計り知れないぐらい大きいと言えます。

 いま、アメリカのリング界では、プロボクシングの地位を総合格闘技が奪い取り、その総合格闘技の中でもUFCという団体が独占状態ですが、そのUFCに唯一対抗出来る可能性があると言われているのがELITE XCという団体。この団体には、UFCには無い女子マッチがあり、そのエースがアメリカン・グラディエイターの人気キャラ『クラッシュ』ことジーナ・カラーノ選手なのです。

 カラーノ選手はテレビのムエタイ・ドキュメンタリーなどで数年前から全米で広く知られていて、その知名度がELITE XCを後押ししていると言っても過言ではありません。

 カラーノ選手のムエタイや総合格闘技での実力にはいろいろ言われることがあり、マッチメイクなどで助けられている面は確かにあるでしょう。しかし、決して弱い選手ではありません。しかも、テレビに映った時の印象が非常にいいのです。これはプロとして本当に大事なことです。見る人に良い印象を与える、この基本的なことがわからない選手が日本にはどれだけ多いことか。
adidas

 アメリカに行ってアディダスのショップに入ると、一番目立つところにあるのがレイラ・アリさんのポスターです。ドイツに行けばスージー・ケンティキアン選手です。このふたりは一般の雑誌やテレビにも毎週のように出ていて知らない人はいません。

 レイラやスージーはどうして人気があるのでしょうか?強いから?それは当然として、スター性があるのです。スター性の基本は好感度です。

 日本には今、勝っても、拍手されても、つまらなそうな表情でリングを降りる礼儀知らずな人間や、大した試合内容でもないのにいつまでもリングを降りないで笑顔をアピールしているカン違い人間があまりに多い感じです。

 「強くて、スター性のある、大人の選手」を作れないうちは、日本のリングに本当の熱気は生まれないと断言出来ます。そしてそれは簡単に何ヶ月かで作れるものじゃないのです。

 「いますぐ」に「スター」や「ブーム」を作りたいと思う人たちは、早く間違いに気がついてください。

 ファンはいろいろ見ているので知っていますが、案外わかってないのが関係者のひとや選手自身なんですよ。

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