観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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スージー Killer Queen ケンティキアン 王座を防衛

 Boxing

ケンティキアンデュッセルドルフ

8月29日(金)ドイツ・デュッセルドルフ

WBA・WIBF世界フライ級タイトルマッチ
スージー・ケンティキアン(ドイツ)○ 判定3-0 ×ハガ・ファイネル(イスラエル)

 スージー・ケンティキアン選手は97-93、98-92、99-91のユナニマス・デシジョン(3-0の判定)で、WBAとWIBFのフライ級王座を防衛しました。

 ハガ・ファイネル選手はドイツで今まで3人の世界王者と戦い、全部を判定に持ち込んでいる実績があり、しかも、ケンティキアン選手に対して7センチも背が高く、この防衛戦は非常に難しいと言われていました。

試合前日のスージーの様子。計量会場の風景。ハルミッヒさんとのツーショットなど。
最初にCMがひとつ入ってから動画が始まります。

 去年、引退試合でハガ・ファイネル選手と戦っているレギーナ・ハルミッヒさんは「速攻をしかけると危険な相手になる」「低いパンチを打ってくる」「10ラウンド戦ってケンティキアン選手が判定で勝つ」と予想していました。

 ケンティキアン選手は、この試合ではローブローを意識してか珍しくしっかりとしたプロテクターを着用。また、序盤は打ち合わない作戦にしたもようです。

 試合は、ハガ・ファイネル選手がパワフルな変則打法で最初から攻勢に出ました。サークリング(リングを回る)しながら、時折、打ち返すケンティキアン選手ですが、序盤の印象はファイネル選手。ラウンドが終わってコーナーに戻るときには、毎回派手なガッツポーズで自分の優位をアピールし、会場からは大ブーイングをもらいます。

 4回までは足を使ってアウトに徹したケンティキアン選手ですが、5回には前進しながら連打。6ラウンド以降も、多彩なパンチのコンビネーションラッシュで毎回見せ場を作り、ねばるファイネル選手に苦しみながらもベルトを守りました。

 いつものような豪快に倒しにいくボクシングではありませんでしたが、ディフェンディング・チャンピオンとして「勝つボクシング」を披露してくれたスージー。また大きく経験値を積み上げた試合でした。

qbar

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