観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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ジャッキー・ナヴァ WBCスーパーバンタム級暫定王座を防衛

 Boxing

ジャッキー・ナヴァ
2008年11月2日(日) メキシコ アグアスカリエンテス

WBCスーパーバンタム級暫定王座タイトルマッチ10回戦
 ジャッキー・ナヴァ(メキシコ)○ 判定3-0 ×マリア・デル・カルメン・ポテンツァ(アルゼンチン)

 ジャッキー・ナヴァ選手が、アルゼンチンのマリア・デル・カルメン・ポテンツァ選手を判定で下して、WBCスーパーバンタム級暫定王座の防衛に成功しました。

 ナヴァ選手は、ジャブで常に相手を牽制しながら、リング内をよく動き回り、相手を寄せつけず、ほとんど危ない場面もない完勝でした。右ストレートと左のボディが効果的だったようです。

 しかし、チャンスにも倒しにいかず、ポイント勝利で良しとするようなボクシングだったので、お客にとっては不満が残る試合だったかもしれません。

 試合が行われたアグアスカリエンテスは、メキシコの標高1900メートルの高地にある都市で、アウェイのポテンツァ選手にとっては厳しすぎる環境でしたが、最後までスタミナを切らさず戦っていたのは立派です。

 ジャッキー・ナヴァ選手は、WBC史上最初の女子チャンピオンとして知られていますが(2005年5月WBCスーパーバンタム級王座獲得)、2006年に防衛戦でアルゼンチンのアレハンドラ・オリベラス選手にKOで敗れて同級王座を失いました。

 しかし、2007年9月にナヴァ選手は、オリベラス選手の怪我などにより、WBC同級暫定王者となっていて、今回はその防衛戦でした。

 本来なら、正王者と、一刻も早くWBC正/暫定王者統一戦をするべきです。しかし、WBC正王者オリベラス選手と、WBAの王者マルセラ・アクーニャ選手とのWBC/WBA統一戦というスケジュールが先に決まりました。

 WBCスーパーバンタム級に王者が2人いる状態で、WBC/WBAの統一戦が行なわれるという、ちょっと、混乱する状況ですね。

 というわけで、ナヴァ選手はもうしばらくWBC暫定王者でいることになりました。

 12月4日に行なわれるアクーニャvsオリベラス戦の勝者と、ナヴァ選手は、2009年に戦うことになるでしょう。

マリア・デル・カルメン・ポテンツァ(アルゼンチン) 13戦4勝8敗1分

WBCスーパーバンタム級暫定王者
ジャッキー・ナヴァ(メキシコ) 23戦19勝2敗2分10KO

WBCスーパーバンタム級王者
アレハンドラ・オリベラス(アルゼンチン) 13戦11勝2分3KO

WBAスーパーバンタム級王者
マルセラ・エリアナ・アクーニャ(アルゼンチン) 35戦30勝5敗16KO

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