観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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【復活せよ!女子シュートボクシング】QR特別企画 レーナ 対 MIKU 2008年11月24日 詳細

 シュートボクシングが、日本の女子格闘技に多大な貢献をして来たことを、クイーン・オブ・ザ・リングは忘れません。再び動き始めた女子シュートボクシング。 その完全復活を祈って11・24のふたつの女子マッチの特集をお届けします。

2008年11月24日(月・祝) さいたまスーパーアリーナ
SHOOT BOXING シュートボクシング
WORLD TOURNAMENT S-cup2008
レーナ入場 RENA

MIKU入場

第1試合 女子スターティングクラスルール50キロ契約 2分3ラウンド
レーナ(及川道場) 対 MIKU(クラブバーバリアン)
レーナ/青グローブ MIKU/赤グローブ


MIKU・RENA レーナ1R-1

MIKU・RENA レーナ1R-2

MIKU・RENA レーナ1R-3

MIKU・RENA レーナ1R-4

MIKU・RENA レーナ1R-5

MIKU・レーナ1R

第1ラウンド
 中間距離で先手を取りたいレーナ選手に対して、MIKU選手は左前蹴りの連打や、ローキックなどで相手の技を未然に阻止。さらに、ロータックルなどでゆさぶりをかけます。

MIKU・レーナ2R 13/1

MIKU・レーナ2R 13/2

MIKU・レーナ2R 13/3

MIKU・レーナ2R 13/4

MIKU・レーナ2R 13/5

MIKU・レーナ2R 13/6

MIKU・レーナ2R 13/7

MIKU・レーナ2R 13/8

MIKU・レーナ2R 13/9

MIKU・レーナ2R 13/10

MIKU・レーナ2R 13/11

MIKU・レーナ2R 13/12

MIKU・レーナ2R 13/13
 第2ラウンド
 レーナ選手の打撃はヒットするものの、MIKU選手の前進を止められません。打撃を見切られ、組み付きを許してしまいます。組んでからは、ヒザ、または投げ、という選択肢のあるMIKU選手がどうしても有利。
 MIKU選手の最初の投げは体勢不十分としてポイント0でしたが、なおも、レーナ選手の打撃をものともせずに強引に組みにいき、鮮やかな投げ。これは認められてシュートポイント1。

3R 6/1

MIKU・レーナ3R 6/2

MIKU・レーナ3R 6/3

MIKU・レーナ3R 6/4

MIKU・レーナ3R 6/5
 第3ラウンド
 接近戦を望むMIKU選手が自分のペースを維持。キックルールで対戦した時は威力をふるった中間距離でのレーナ選手の打撃は、最後まで爆発しません。

 判定はジャッジ全員が支持したMIKU選手の完勝。総合格闘技のMIKU選手が、アウェイの大舞台に乗り込み、シュートボクシング期待の若手に痛い黒星を叩き付けた見事な試合でした。

女子スターティングクラスルール50キロ契約 2分3ラウンド
 レーナ(及川道場) × 判定0-3 ○ MIKU(クラブバーバリアン)
 28-30、28-30、28-30
*2ラウンドにMIKUがシュートポイント1獲得
MIKU3R 6/6

 レーナ選手はこの試合に勝つべきでした。相手はプロキャリアでははるかに上とは言っても、打撃の専門家ではありませんし、SBルールは初めて。同じようなケースで、シーザージムの富田美里選手は、総合のベテラン藤井惠選手と戦ってほぼ完勝しています。

 厳しいようですが、負けてよしとされるような試合ではなかったと思います。

 最後に、メイクアップアーティストの田中宥久子先生が、ある大女優さんのメイクについた時のエピソードを、敗れたレーナ選手のためにご紹介します。

『彼女のヘアメイクにつくのは緊張を強いられました。鏡越しにキッと手の先を見つめられていると、「ここはどうしましょうか」という言葉ひとつ出すことができない。思わず汗が噴き出してきて「緊張なんて10年早いのよ」といわれたことがあります。
「緊張するってことはそれだけゆとりがあるということ。一心不乱になれば汗すらかかないものよ」と言われ、「なるほどな」とも思いました。
「できなかったらどうしよう」なんて一切考えず、手元だけに集中して作業を進めていくと、確かに緊張も感じないし汗もかかない。
緊張は余裕がある証拠ということを、このときに教わりました。(田中宥久子 美の法則 より)』

カメラ 野口昌克

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