観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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フェニックスバトル 宮尾綾香 vs 相川周子 詳細

 Boxing

2008年12月10日(水) 横浜文化体育館
第30回フェニックスバトル 第9回富久信介杯

アトム級4回戦
 宮尾綾香(大橋)○ 判定3-0 × 相川周子(ワールドスポーツ)
 赤のグローブが宮尾選手。青が相川選手。
ayaka_chikako
 1回 普通にジャブの交換から始まりましたが、その後、宮尾選手はややハスにかまえを直します。そして、左足の大きなステップで飛び込みながら左を伸ばし、すぐにステップバック。この動きを基本に、ときおり右をまじえながら安全に手数をかせぎます。

宮尾綾香 vs 相川周子
 近距離での相川選手の反撃はクリンチなどでつぶされました。

宮尾綾香 vs 相川周子
 2回 飛び込んでの左でさらにヒットを重ねる宮尾選手。クリンチは減りました。

宮尾綾香 vs 相川周子
 完全に足を使うパターンに持ち込んだ宮尾選手。自分が打つだけ打つとサッと離れて相川選手の距離から脱出します。

ayaka_chikako
 3回 余裕の出て来た宮尾選手は、動き回って反撃をかわしながらも、けっこう打ち合いに応戦しています。

宮尾綾香 vs 相川周子
 4回 完全に波に乗る宮尾選手は、足を使って相川選手をかわしながら、クリンチや首相撲などの裏技も折り込み、ストレート、フック、アッパーを披露してやりたい放題。

宮尾綾香
 判定は39-37、39-40、39-40。全員一致で宮尾選手の勝利でした。

 打っては逃げる宮尾選手のスタイルには、いろいろと意見はあるでしょう。しかし、ひとつ明らかなのは、このスタイルは、現在のアメリカの女子ボクシングでは、メインスタイルのひとつと言っても良いほど一般的だということです。来日したアン・マリー・サクラート選手もこの戦法を使いましたね。

 次の日米対決の日に備える意味でも、宮尾選手を仮想アメリカ選手として研究するのも意味のあることです。

宮尾綾香 vs 相川周子
 ところで、宮尾選手のトランクスは、ほとんどウェストラインまでのスリットが入っているように見えて、ちょっと話題でした。

この対戦の結果、両選手の戦績は以下のようになりました。
宮尾綾香 みやおあやか 11戦6勝4敗1分
相川周子 あいかわちかこ 6戦1勝5敗
(戦績はJBC公認以前からの通算です)

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