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訃報 現役世界王者ジゼル・サランディ選手 交通事故で亡くなる

 Boxing

サランディ選手

 WBC/WBA/WIBA/WIBF/GBU/IWBF*スーパー・ウェルター級世界王者ジゼル・サランディー選手(トリニダード・トバゴ)が交通事故で亡くなりました。

 昨年3月に21才の若さで、女子ボクシングの大きな世界タイトルのほとんど全部を手にした彼女は、先月26日にタイトル防衛戦を3-0の判定で勝利したばかりでした。

2008年12月26日(水)トリニダード・トバゴ ポートオブスペイン
WBC/WBA/WIBAスーパー・ウェルター級タイトルマッチ
王者 ジゼル・サランディー○ 判定3-0 ×挑戦者 ヤハイラ・ヘルナンデス(ドミニカ共和国)

ジゼル・サランディー 17戦17勝6KO
ヤハイラ・ヘルナンデス 13戦10勝3敗5KO

 サランディー選手は2000年に13才でプロデビューし、無敗のまま19才でWBC/WBAの王者になるなど、トリニダード・トバゴの国民的スター。

 タイトル防衛戦から9日後の今月4日、サランディー選手を乗せた車が首都ポートオブスペインの高速道路で事故にあって大破、サランディー選手は死亡しました。22才の誕生日まであと三週間でした。

 彼女は、スポーツで成功してトリニの子供たちのために役立つことをしたいと語っていましたが、母国の経済情勢はきびしく、アメリカにトレーニングキャンプを張るプランも、経費の問題で断念するなど、かならずしも恵まれた環境ではなかったようです。

 世界戦開催の経費調達も困難で、12月26日のタイトルマッチは、コミュニティ開発及び女性省の大臣が支援を約束して実現したものでした。

 サランディー選手の葬儀はトリニダード・トバゴ政府がとりおこなうということです。

 世界チャンピオン、ジゼル・サランディー選手のご冥福を祈ります。

ブレーキング・ニュースの追悼記事

事故を伝えるトリニダード・トバゴ・ガーディアン

*スーパー・ウェルター級は一部でライト・ミドル級またはジュニア・ミドル級とも表記されます。

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