観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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韓国女子ボクシングとキム・メッサー その1

 Boxing  Kick Boxing

 QRの読者のみなさんなら、韓国で女子ボクシングが盛んなのはよくご存じでしょう。しかし、韓国は儒教文化の国なので日本よりも保守的だと言われます。また、韓国の男子のボクシングは80年代をピークにその後は急激に人気が無くなり長期低迷状態を続けています。そんな韓国でどうして女子ボクシングが盛んなのでしょうか?

 その答えが2000年の8月に、ソウルでIFBAの世界チャンピオンになったキム・メッサー選手です。

 メッサー選手はアメリカ国籍で、フル・ネームをキンバリー・スー・メッサーといいます(キムはキンバリーの愛称です)。彼女の生年月日や生まれた場所、両親の名前は不明。彼女は3才ぐらいのころ、ソウル市内の雑踏の中にひとりでいるところを保護されて孤児院に引き取られました。その後、アメリカ人夫婦の養子になり、オレゴン州で暮らします。

 アメリカの両親は格闘技には反対でしたが、本人はどうしてもマーシャルアーツ(武術)がやりたくて大学の時にテコンドーに入門します。そこは男性に支配された世界で女性向きではありませんでしたが、インストラクターのマーク・メッサーさん(のちのダンナさん)が良き理解者となって彼女を支え、メッサー選手はテコンドーで黒帯を取ったあと、キックボクシングに進出しました。  (つづく)

韓国女子ボクシングとキム・メッサー その2

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