Boxing
大変な週末がやってまいりました。
いよいよ3日にはラスベガスで、レイラ・マッカーター対風神ライカ WBA/GBUライト級タイトルマッチ
同じ日、ランゲンハーゲンではナターシャ・ラゴシーナ対ローラ・ラムジー WBC/WBA/WIBF/WIBAスーパーミドル級タイトルマッチ
同じ会場でイスター・ショウテン対ベッティナ・ヴォルカー WIBFスーパーバンタム級王座決定戦
4日にはハンブルグでスージー・ケンティキアン対カロリーナ・ガイテ WIBF/WBAフライ級タイトルマッチ
同じ会場でアリシア・グラフ対テリー・クルーズ WIBF/GBUスーパーフライ級タイトルマッチ
このように、5つの世界タイトルマッチが今週末の2日間にかさなっています。
さて、このたくさんのタイトルマッチを、世界の人たちはどのように見ているでしょうか?
イギリスの国家公認のブックメーカー(スポーツに掛け率を付ける専門家)が発表したオッズは、レイラ・マッカーター対風神ライカ戦が、マッカーター選手1/5、ライカ選手10/3です。
これを、日本の競馬風になおすと、マッカーター選手は1.2倍、ライカ選手は4.33倍。
それに比べて、ケンティキアン選手に挑戦するガイテ選手は9倍、ラゴシーナ選手に挑戦するラムジー選手は10倍、グラフ選手に挑戦するクルーズ選手も10倍というオッズですから、挑戦者としてのライカ選手が、ボクシングオッズの専門家からほかの選手たちよりもずっと高く評価されていることがわかります。
スポーツにおカネを賭けるのは不健全という見方もあるかもしれません。でも、ボクシングをやっている女に好奇の目で寄って来る人たちなんかよりも、スポーツブックで賭けてる人たちのほうが、ずっと健全かもしれませんよ。
だって、女とか関係なく、一人のボクサーとして、そのスキルや勝利の可能性を見ているわけですから。
まあ、実際、ケンティキアン選手に一万円賭けたとしても、オッズは1.04倍ですから、400円ぐらいのプラスにしかなりません。一万円のリスクをおかして、ビール一杯です。ギャンブルとしては全然割に合いませんね。
これは、おカネ目当てというよりも、自分の好きな選手の試合に自分もちょっと関わりを持ちたい、というささやかなスリルとお楽しみです。そして、賭けたとおりに勝利したなら、自分の見る目の確かさをちょっとは人に自慢出来るというわけです。
日本では、サッカーなんか知らないひとたちが、6億円欲しさにトトビッグにむらがってますが、あれなんかより、スポーツブックはずーっと健全な世界です。みんな真剣に見ますから。
5つの世界タイトルマッチ、10人の激突。どんなドラマが待っているでしょう。
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