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中国式Kー1『武林風』ラスベガス大会でまた混乱

 Kick Boxing

クリスティーン・トレド2009年8月30日(日)アメリカ ネバダ州 ラスベガス・ヒルトン
武林風[ウーリンフォン]決戦ラスベガス

2分3R
×クリスティーン・トレド(アメリカ)
判定0-3
郑野楠[チャン・ヤーナン/ジュヨン・イエナン](中国)
ユナニマスデシジョンでチャン・ヤーナン選手の勝利

 7月の開催予定が、中国選手団全員の入国ビザが間に合わないという前代未聞の理由で一ヶ月遅れになってしまった中国式Kー1武林風[ウーリンフォン]ラスベガス大会で、心配されたとおりのトラブルがあったようです。

 計量時にクリスティーン・トレド選手は規定の118ポンド(53.5kg)をきちんとクリアしましたが、チャン・ヤーナン選手は規定体重をオーバーしているにもかかわらずそれ以上の減量を拒否。この階級での試合は無理となったため、再交渉の結果、新たな契約体重を設定して試合をおこないました。

 また、試合直前になって3分3ラウンドの試合予定が、2分3ラウンドに変更になったり、通常のKー1ルールのはずが、試合の採点は投げありの散打ルールでおこなわれるなど、非常に疑問を残す試合になりました。

 判定では打撃で優勢だったトレド選手ではなく、ヤーナン選手の投げ技が評価され、ヤーナン選手が3-0の勝利。

トレド選手のことば
 「わたしは、世の中に起こる事柄には、どんなことにもそうなるべき理由があると考えるポジティブな人なんです。今回みたいなことが起こるのも、なにか理由があるのでしょう。そして、どんなことであろうとわたしはそれを自分に引き受けて前に進んで行きます。
 ヤーナン選手は勝利の味を楽しんでください。わたしは人の幸福をこわす気持ちはないです。でも、こころの中では、この試合は自分の勝ちだと分かってます。わたしのこころの中だけでしか認められなくても、それはそれでいいです。」

 7月には中国選手団欠場のために、自分よりも重いジェリー・サイツ選手と急遽試合をおこなったり、今回もこんなことになったり、まったくお気の毒なクリスティーン・トレド選手。しかし、この人の言動のひとつひとつは本当にプロフェッショナルですね。

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