観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子ボクシング ホリー・ホルム vs メリッサ・ヘルナンデス “BAD BLOOD” 結末

 Boxing

BAD BLOOD 最近多いご質問にお答えします。

 まず、ホリー・ホルム選手とメリッサ・ヘルナンデス選手のゴタゴタはどうなったのか、について。

 まだ最終的な結論ではありませんが、アメリカのボクシング界を管理するABC(アソシエーション・オブ・ボクシング・コミッションズ)さんは、ヘルナンデス選手に対してサスペンド(ボクサーライセンスの停止)はしないようです。要するにヘルナンデス選手は無罪。

 表向きは「現地コミッションからの報告が不十分」というのが理由のようですが、実際には、試合を放棄して会場を出たヘルナンデス選手の行為よりも、バンデージ・チェックを拒否したホルム陣営(と主催者)のほうに問題があるということでしょう。

 ホルム陣営(と主催者)が最初に試合の前提を壊しているわけですから、ABCさんのこの判断にはうなずけます。

 ホルム選手自身はいろんな意味で本当にトップクラスの選手なんですが、利害関係のある人たちが『地元のお姫さま』を特別扱いし、それがエスカレートしてついにボクシングのルールまで壊したということでしょうか。

 「この事件の原因はリスペクトの欠如」と言われています。確かに、スポーツへのリスペクト、ルールへのリスペクト、相手へのリスペクトがあれば起きなかった事件ですね。

前回記事 異常事態発生! WIBAウェルター級 ホリー・ホルム vs メリッサ・ヘルナンデス タイトルマッチ消滅

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