Boxing
2010年2月5日(金) 横浜文化体育館
第32回 フェニックスバトル 富久信介杯/メリケンリーグ
47kg契約4回戦
宮尾綾香(大橋)赤
VS
柴田直子(ワールドスポーツ)青
柴田選手がプロ転向後4戦4勝、JBCさんの認定後は宮尾選手が3戦3勝ということで「全勝対決」のキャッチコピーで始まったこの試合ですが、前の試合から3ヶ月めの柴田選手に対して、宮尾選手は1年近いブランクがあり、コンディションが心配されました。
フットワークを生かした一撃離脱のアウトボクシングを身上とする宮尾選手。全部で8分間しか時間がない女子の4回戦でそれをするにはまずクリーンヒットを奪うことが第一条件。しかし、この日の柴田選手の動きはキレキレ。簡単にヒットさせてはくれなさそう。
逆に宮尾選手の動きには本来の精彩がなく、2回めぐらいから明らかに打ち込まれる場面が見られます。
3回もほとんどの場面が柴田選手の距離での戦いとなり、宮尾選手はアウトボクシングが出来ません。柴田選手の攻撃はスピードがあり、また、防御も宮尾選手がサイドステップを踏んだ瞬間にさっとガードを固めるなど、万全の意識。
それでも宮尾選手は右アッパーと左フックでときおりガードを破ってみせます。
宮尾選手はアッパー、フックで粘りますが、威力では柴田選手。フォームが美しく、説得力のあるパンチを打ちます。手数でも柴田選手のほうが勝っていました。
最終の4回も柴田選手のラウンド。体の動き全体が速く、タイミングにもよどみがなく、矢のようにくり出されるパンチは見ていて小気味が良いほど。リングの対角線上を一気に攻め込むなどフットワークも軽く、会心のボクシングだったのではないでしょうか。
47kg契約4回戦
×宮尾綾香(大橋)
判定0-3
○柴田直子(ワールドスポーツ)
柴田直子選手の判定勝利
38-39、37-39、37-40
この試合の結果、両者の戦績は以下のようになりました。
宮尾綾香 みやおあやか(大橋) 14戦7勝5敗2分
柴田直子 しばたなおこ(ワールドスポーツ) 5戦5勝2KO
コメント
柴田直子選手は、
本当に努力家です
柴田選手は、
毎日毎日走っています
『持続』というものは、
なかなか難しい事
柴田選手に、どうしてできるのかを聞いてみたところ・・・
『会長からの教えを、全て出す為に・・・』という答えが返ってきました。
スタミナが無ければ、
教わったことも出せないですものね。
努力は、報われるんだと彼女から教えられました
今後も、ご期待ください