観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子ボクシング 2010年5月のおもな動き

 Boxing

 今月も最後になりましたが、5月の世界の女子ボクシングのおもな動きのうちQRがふれていなかったことについてまとめてみました。

エリカ・フェリアス vs ダリス・パルド

 5月8日、アルゼンチンのエリカ・フェリアス選手がWBCライト級暫定王者のダリス・パルド選手を8回TKOで倒し、新暫定王者となりました。フェリアス選手は昨年7月にプロデビューしてから半年の間に7試合(9月に2回、10月に2回)というという信じられない超ハイペースで試合をこなして注目されていた選手ですが、デビューしてわずか10ヶ月で暫定世界王座を手に入れてしまいました。なお、この階級の正規王者はアン・マリー・サクラート選手(アメリカ)です。

 5月15日、デンマークのWBC/WBAウェルター級統一王者セシリア・ブレクフス選手がビクトリア・シスネロス選手を大差の判定でくだして王座を防衛しました。シスネロス選手はアメリカが誇るこの階級の最大のスターホリー・ホルム選手の代理としてデンマークにやって来たと見られていましたが、シスネロス選手の敗北により次はいよいよホルム選手本人とブレクフス選手のタイトルマッチが実現か?と話題になっています。

 5月17日、さいたまスーパーアリーナでおこなわれたWBAスーパーフライ級タイトルマッチは王者天海ツナミ選手が大差で判定勝利。しかし、挑戦者の江畑佳代子選手も予想をはるかに上回るアグレッシブな好ファイトで高い評価を得ました。王者ツナミ選手は挑戦者の勢いを正面から受け止めつつ跳ね返す力強いボクシングでしたが、世界のトップに飛び出すためにはもうひとつ「何か」が足りない印象。それは、たとえば、突き抜けるような右ストレート?

 5月18日、タイでサムソン・トー・ブアマー選手がWIBAミニフライ級王座を獲得。しかし、タイトル決定戦で戦った相手は4月に真道ゴー選手に敗北したばかりのジュジース・ナガワ選手(フィリピン)。なんとも説得力の無い新王者です。

 5月18日、WBCフライ級暫定王者のマリアナ・フアレス選手(メキシコ)がスサーナ・バスケス選手(メキシコ)と10回戦を戦って判定2-1で勝利しましたが、実際はバスケス選手のほうが勝っていたのでは?と論議を呼んでいます。

 5月29日、デュダ・ヤンコヴィッチ選手(ブラジル)はエスター・フィリ選手(ザンビア)と空位のWIBAライトウェルター級王座をめぐって戦いましたが0-3で敗北。ベルトはフィリ選手の手に。ヤンコヴィッチ選手は以前はこの階級の王者でしたが、頂点に返り咲くことは出来ませんでした。

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