Boxing
2010年7月3日(土) メキシコ トラネパントラ
WBCスーパーフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 アナ・マリア・トレス(メキシコ)
VS
挑戦者 オルガ・フリオ(コロンビア)
2月に予定されていたアメリカでの防衛戦が直前に流れてしまい、今年はまだ一度も試合をしていないWBCスーパーフライ級王者アナ・マリア・トレス選手。
動画は、昨年のタイトルマッチでウサナコーン・ゴーギアットジム選手をKO寸前まで追い込むアナ・マリア・トレス選手
トレス選手本人は4月に来日し「日本で日本人挑戦者を相手にWBC王座の防衛戦をするプラン」を関係者の人たちに打診しましたが、残念ながらうまくいかず、今回の防衛戦は母国メキシコでコロンビアのフリオ選手とやることになりました。
世界王者のほうからわざわざ日本に挑戦者をさがしに来てくれたのに、その提案を受ける環境がこの国にはまったくなかったという、なんとも情けない話。
日本の女子ボクサーは全体的に層が薄く、絶対数が少ないのは事実ですが、このスーパーフライ級は過去何年もの努力の積み重ねで戦力的に充実し、山口直子、天海ツナミ、江畑佳代子、藤本りえ…と実力派のトップ選手のコマがそろっています。彼女たちならトレス選手と戦う資格は十二分です。ランキング、戦績、実力、どれも問題無し。
それなのに、試合が組めない、選手を出せない。無名のコロンビア選手にチャンスを譲ってしまう。日本女子ボクシングの「環境」はかなり重症のようです。
WBCスーパーフライ級王者
アナ・マリア・トレス(メキシコ) 25戦20勝3敗2分12KO
オルガ・フリオ(コロンビア) 15戦7勝7敗1分3KO
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