Boxing
選手の仲間の人たちが客席で一所懸命に応援しているのを目にするのは楽しいことです。会場の雰囲気もすごく盛り上がります。
でも、応援している選手が一発いいのをもらうと黙り込んじゃう人っているんですね。打ち込まれると応援団全員がシーンとしてしまったり。
まあ、友達が打たれてるのを見てびっくりしちゃうとか色々あるとは思いますが、「自分は応援しにきたんだ」ということを思い出して、頑張って声を出しましょう。そういうときの声は本当に選手に力を与えるんですから。
サッカーのサポーターが一番力を入れるのは自分のチームがゴールされたときです。ここでサポーターが静かになってしまうと味方の士気が下がり、敵を勢い付かせることになるからです。
もちろんサポーターだって敵にゴールされればくやしいし、心の中ではがっかりしています。でも、それを顔に表さないでチームの応援を続けるのです。何度も何度も負けて、悔しい思いをして、彼らは学びました、「苦しいときこそ応援しろ。それが勝利を呼ぶのだ」と。
優勢のときに声を上げるのは誰でも出来ます。関係ないお客さんも声を上げます。でもそれは応援じゃないんです。劣勢のときこそ声を上げましょう。それが応援なのです。
相手のボクシングがいくらうまくても「おぅ..」なんて感心してはいけません。それは相手に力を与えます。相手をたたえるのは試合のあとでいいのです。
ボクシングの客席には雨も雪も降りません。風もないし、寒くも暑くもないです。サッカーのサポーターに比べればボクシングの応援なんて楽なもんですよ。
雨でびしょぬれになりながら一時間でも二時間でも立ちっぱなしで自分のチームを応援し続ける応援団。それはサッカーでは当たり前。
それと同じ情熱があなたにありますか?友達を勝たせたい、スターにしたい、と本気で思ってますか?
敵のパンチになんか驚いてはいけないんです。あなたが打たれ強くなって、気持ちを強く持って、今度こそ友達を勝たせましょう。
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