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最軽量級の華 クリスティーナ・ “ベイビー” ・ベリンスキー 引退を表明 ボクシング女子

 Boxing

 軽量級トップ選手として12年間にわたって戦って来たクリスティーナ・ベリンスキー選手(ハンガリー/31才)が現役引退を表明しました。

クリスティーナ・ベリンスキー(ピンク)vs テリー・モス(赤) 2005年 3-0でベリンスキー選手勝利

 ベリンスキー選手は19才でドイツでプロデビューを果たし、ポーランドやスロバキア、イタリアを転戦、その後、母国のハンガリーで試合を組めるようになると戦績が安定し、2004年にはWIBFおよびGBUのミニマム級の初代王座を獲得(同時期に他団体WIBAでは袖岡裕子選手が初代王座を獲得)。

 ベリンスキー選手はその後、連勝を重ねWIBCと合わせて三団体統一王者に。

 しかし、2006年にホリー・ダナウェイ選手(アメリカ)に僅差の判定で敗れてすべてのベルトを失い、2007年にはWIBFミニマム級王座を池山直選手と日本のリングで争いますがダウンを喫して3-0の判定負け。

 翌2008年にメリッサ・シェーファー選手(アメリカ)に勝利してGBU/WIBCのミニマム級王座に返り咲き。2009年にはサラ・グッドソン選手(フィリピン)に勝ってWIBFのベルトも取り戻します。

 しかし、その後はリングを離れ気味となって2010年はわずかに4回戦がひとつ。今年に入ってから調整試合をふたつこなし、韓国が誇る名手IFBAミニマム級王者パク・ジヒョン選手の王座に挑みましたが6回TKOに散ります。デビュー2戦目以来11年ぶりのTKO負けでした。

 ベリンスキー選手は6月に母国ハンガリーでエルジェーベト・ブダイ選手(ハンガリー)に4回戦で勝利。これがグローブを置く試合となりました。

 ベリンスキー選手の存在があればこそWIBFやGBUは2004年にミニマム級という階級を作り、それが2005年のWBCアトム級や2011年のWBAライトミニマム級の誕生を呼ぶ流れとつながっているわけで、最軽量級戦線での彼女の存在は非常に大きいものだったと言えるでしょう。

 「今後はプロのジャッジやマネージャーとして活躍したい」とのことで、すでにライセンスの取得に取りかかっているようです。クリスティーナ・ベリンスキー選手、長い間おつかれさまでした。

クリスティーナ・ベリンスキー(ハンガリー)

戦績
37戦28勝7敗2分10KO

獲得タイトル
WIBFミニマム級 GBUミニマム級 WIBCミニマム級

クリスティーナ・ベリンスキー公式ウェブサイト

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