MuayThai
2011年10月23日(日) 東京 ディファ有明
REBELS-ex
スーパーフライ級 ムエタイWPMF日本ルール 2分3R
いつか(新宿レフティー)
VS
林美久(バンゲリングベイ)
赤コーナーはかつて『横瀬いつか』として総合格闘技のキャリアを積み、2010年以降はキック系に転向しているいつか選手(新宿レフティー)。
対する青コーナーは2010年デビューのキックボクサー林美久選手(バンゲリングベイ)。
第1ラウンド 試合はいきなり近距離での打撃戦でスタート。両者のパンチとローキックが飛び交います。この距離を得意とするいつか選手が勢いでやや押している展開。
しかし、ロングレンジでは林美久選手が長い手足を利してヒットを奪います。
距離が詰まると自然に首相撲に移行しますが、ここでは組み力にまさるいつか選手のペース。
ラウンド残り時間30秒となるころから、林選手は遠い間合いからのキック攻撃を多用。いつか選手は得意の間合いに入れなくなり、終盤は林選手が主導権を握ります。このままアウトレンジ戦法で林選手がポイントを積むのかと思われましたが…
第2ラウンド 林選手は勝負をあせったのか、ゴング直後から一気に間合いを詰めて攻撃に出ます。これを、近距離での打ち合いを得意とするいつか選手は待ってましたとばかりに反撃。首相撲でも優位を保ち試合が再びわからなくなります。
終盤は乱打戦となりますが、林選手のパンチを冷静に見切って左へのステップでかわしたいつか選手がすれ違いざまに強烈な右フック。直後にラウンド終了のゴング。
第3ラウンド いつか選手は近距離のパンチ→組み付き→投げのパターンを何度も繰り返し林選手のリズムを潰しますが、ラウンド中盤から林選手は前蹴り、回し蹴りで距離を確保していつか選手を入らせません。
残り試合時間あと数十秒、いつか選手は右のビッグパンチに勝負をかけて何度も突撃を繰り返します。しかし、コンビネーションを組み立てるわけでもなく、ステップを駆使するわけでもない単なる正面攻撃なので見切られてしまってヒットせず。
首相撲では優位を譲らなかったいつか選手ですが、局面は打開出来ないまま試合終了。
この日のREBELS第一部、第二部ではプロの女子マッチは合わせて5試合おこなわれましたが、一歩も引かないバチバチの激闘という意味ではこの試合が一番でした。
スーパーフライ級 ムエタイWPMF日本ルール 2分3R
×いつか(新宿レフティー)
判定0-3
○林美久(バンゲリングベイ)
林美久選手の判定勝利。
コメント