Boxing
IBFフェザー級王座決定戦
ジェニファー・ハン (アメリカ/韓国)
VS
ヘレン・ジョセフ (ガーナ)
元キックボクサーで韓国系アメリカ人のジェニファー・ハン選手と、ナイジェリア生まれのガーナ人ヘレン・ジョセフ選手が、空位のIBFフェザー級王座の決定戦をテキサス州でおこないました。
日本をはじめとするアジア各国でのボクシング女子の『決定戦』は、試合前から結果が分かり切っているようなひどいカードばかりで、ボクシング女子の存在価値を落とす一方なのですが、この試合はどちらも充分なボクシングキャリアを積み、両者ともIBFフェザー級インターコンチネンタルの新旧王者ということで、実力や格の意味でも見合う納得のカードとなりました。
それではハイライトをご覧ください(最初にハン選手のセコンドが掲げているベルトはIBFインターコンチのベルト)。
試合は3-0でハン選手の勝利。いくつかのサイトのリポートを読むと、10ラウンドを通してハン選手のジャブやアッパーが効果的で明確な判定勝ちだったようです。
しかし、ハン選手は第3ラウンドにダウンの宣告をうけ、試合後の彼女の顔には左目に下に大きなキズが。3-0ではあっても、油断のならない試合だったのでしょう。ハン選手はジョセフ選手の強打を認めていますが「3ラウンドのあれはダウンじゃなくてスリップなんです」とのこと。ノーカットの動画が見たいですね。
一方のジョセフ選手は「わたしの負けです。それは問題ありません。しかし、わたしは再戦を希望します。」とコメント。
IBFフェザー級王座決定戦
○ジェニファー・ハン(アメリカ/韓国)
判定 3-0
×ヘレン・ジョセフ(ガーナ)
ジェニファー・ハン選手が判定勝利でIBFフェザー級世界王座を獲得。
(98-91、98-92、、97-92)
(ハン選手は第3ラウンドにダウン1)
両選手の試合後の戦績は以下のようになります。
IBFフェザー級王者
ジェニファー・ハン(アメリカ/韓国)20戦13勝3敗1分3無効試合1KO
(無効試合はすべてテレビ番組内の試合であり正式試合でないため)
元IBFフェザー級インターコンチネンタル王者
ヘレン・ジョセフ(ガーナ)16戦12勝3敗1分7KO
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