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昨年夏以来のリマッチ 下岡由美子 VS 鈴木菜々江 II ミニフライ級 4回戦 試合経過 Dangan Ladies Vol.4 ボクシング女子

 Boxing

2017年3月15日(水)東京 後楽園ホール
Dangan Ladies Vol.4

下岡由美子-2 鈴木菜々江-1
第1試合 ミニフライ級 4回戦
下岡由美子 しもおかゆみこ(厚木ワタナベ)赤
VS
鈴木菜々江 すずきななえ(シュウボクシングジム)青

 両選手は昨年7月に一度対戦し、そのときは赤の下岡選手が判定勝利。この日は、8ヶ月ぶりのリマッチとなりました。

下岡由美子vs鈴木菜々江-3
 アマチュアで実績がある人などは例外ですが、普通、ボクサーはまず4回戦(C級ライセンス)からキャリアがスタートします。そして、4回戦で4勝するとB級ライセンスに格上げになり、6回戦に出場できます。さらに勝利を重ねると晴れてA級ボクサーになれるのです。


下岡由美子vs鈴木菜々江-7
 この試合までに赤の下岡選手は5戦3勝、青の鈴木選手は4戦2勝。B級に昇格するにはあと1~2勝必要です。あと少しのところまで来ているんですが、その少しが簡単ではありません。試合のチャンスは年に何度もあるものじゃないですし、KO負けなんかしたら90日の出場停止が待ってます。

下岡由美子vs鈴木菜々江-5
 そんなリスクを回避するのに便利なのがタイからのアルバイトさん。確実に勝たせてもらえますからね。しかし、このふたりは今まで一度もアルバイトさんとの試合はなく、ちゃんと真面目にここまで来ています。

下岡由美子vs鈴木菜々江-4
 6回戦に上がっていままでよりもヤバイ相手と遭遇した時、ちゃんと戦える力をつけるためには、ガチの4勝という経験値が必要なのです。ですから、こういうシステムになっているわけで、4回戦時代は勝ち負けよりもまともな試合経験を積み上げることが、実力をつけるためにも、今後の安全のためにも大事なこと。

下岡由美子vs鈴木菜々江-8
下岡由美子vs鈴木菜々江-11
 この両選手、ご覧のようにフォームもしっかりしてるし、ディフェンスの意識もあります。冷静でありながら、手数は多いし、いい4回戦です。

下岡由美子vs鈴木菜々江-6
下岡由美子vs鈴木菜々江-10
 パンチの速さはないんですけど、正確に打ってましたから、あとはインパクトが増せばダウンも取れるでしょう。

鈴木菜々江-12
 ふたりともよく似たボクシングで、有効打も甲乙つけがたく、難しい判定だったと思いますが、結果はジャッジ2名に支持された鈴木菜々江選手の勝利。リベンジ成功ですね。

 これで両選手ともに3勝となり、B級昇格まであとひとつとなりました。

 選手がいちばん伸びるのは実力の拮抗した相手との試合だと思うので、このようなカードがもっと増えればいいと思います。

第1試合 ミニフライ級 4回戦
×下岡由美子 しもおかゆみこ(厚木ワタナベ)
判定 0-2
○鈴木菜々江 すずきななえ(シュウボクシングジム)
鈴木菜々江選手の判定勝利
(38-38、38-39、37-38)

下岡由美子 しもおかゆみこ(厚木ワタナベ)6戦3勝(うちタイ人0)3敗1KO(うちタイ人0)
鈴木菜々江 すずきななえ(シュウボクシングジム)5戦3勝(うちタイ人0)2敗1KO(うちタイ人0)

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