タイでトレーニングしていたイギリスのムエタイ選手がロードワーク中に熱中症で倒れ、発見が遅れて亡くなってしまうという不幸な事故が発生しました。心からお悔やみ申しあげます。
このようなことになった理由はふたつ。まず、外国人には想像が出来ませんが、タイで年間で一番暑い時期は3月から4月で、本当にコゲるほど暑いのです。そして、そのためにタイのひとは基本的に日中は外を歩きません。郊外のムエタイジムの周辺ではほとんど人通りはないでしょう。
昼間に道を行くのは先を急ぐ車ぐらいで、ドライバーさんも炎天下に人が歩いてるとか走ってるとかは想像しませんし、ましてや倒れているとは思いもしないので発見されるのは困難です。
実際、似たようなケースが問題になっています。バイクで転倒したひとがそんなに重症ではないのに発見が遅れて死んでしまうのです。それくらい、昼間の道路は人通りがないのです。
タイではひとりのロードワークはやめましょう。
沖縄の人が夏の日中にはあまり出歩かないし、海にも行かないといいますが、タイでもまったく同じと思ってください。
タイのスポーツマンは走るのが大好きですが、基本的に昼間のマラソン大会はありません。暑さを避けて深夜とか早朝(2時~4時半ぐらい)にスタートし、気温が上がる前に終了する大会がほとんどです。タイの暑さはハンパじゃないです。まったく違う国なのです。
コメント
出張でバンコクに5日居ましたが、曇天でも
じりじり日焼けしました。