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ひとの言うことは(特に政府や企業の言うことは)信じないほうがいいという話 TSAロック

 去年はいくつかの大きな会社が製品の検査結果やデータを誤魔化して問題になったりしましたが、QRは年寄りなので「派手にやってますな」ぐらいの感想で、特に驚きはありませんでした。企業はもともと嘘つきなんです。政治家は右も左も嘘つき。宗教のみなさんも、いろんなセンセーたちも。だから驚きません。

TSA
 企業の嘘の古典として有名なものにSONYさんのポケットラジオがあります。

 むかし、まだラジオが非常に大きいものであった時に、SONYさんがトランジスタ式の世界で一番小さなラジオを開発し、社員さんたちはそれをワイシャツの胸ポケットに入れてセールスしました。


 この企画は大当たりして、SONYポケッタブルラジオはたくさん売れましたが、買った人が胸ポケットに入れることは出来ませんでした。

 なぜならSONYの社員さんたちのワイシャツは特注品で特別にポケットが大きかったのです。『胸ポケットに入る』は嘘だったのです。1ヶ月の給料をぶち込んで買った高級ラジオが誇大広告・・。

 まあ、この程度はいいでしょう。だれも死ぬわけじゃなし。企業ではこれが美談なのです。騙してでも製品を売るのがいい会社なんです。

 さて、この年末にちょっとミスしてしまいまして、旅行カバンのカギを紛失しました。写真のようなTSAロックというものが付いているやつです。

 このロックは911以降にアメリカが「我が国に入る旅行者のカバンは空港職員(TSA)が自由に開けて危険物をチェックするよ。カギがかかっている場合はカバンをぶっ壊して調べるよ。補償はしないよ。」とメチャクチャな宣言をした後に作られたものです。

 なんでも、このTSAロックが付いているカバンだけは壊さないで大事にしてくれるらしいのです。

「このロックを使用しているカバンは、アメリカ各空港のTSA職員が特殊なツールを使用して開錠し、検査後は施錠して戻してくれます。すなわちTSAから認可されたこのロックを使用しているカバンは、カギを掛けたまま航空会社に預けることができるのです。アメリカ(本土、ハワイ、グアム、サイパン)に旅行する方はTSAロック搭載のスーツケースを購入されることをお奨めします。」 こういうような説明がいろんなところでされていますね。

 で、このロックの合鍵はそういう性質上、作ってはいけないことになっていて、だからキーをなくすと大変なのです。

 さあ、そのキーをなくしたQRは困りました。中には貴重品が入っています。だから、ダメモトでチャレンジしました。ペーパークリップを伸ばして針金にして、カギ穴に差し込んでカチャカチャ・・開きました、3分ぐらいで。目が点です。カギの技術なんかなにもない素人がクリップでこちょこちょやってカチッと開いちゃったのです。

 なにがアメリカ公認のTSAロックですか?空港職員の特殊なツール?針金で十分じゃん!だれでも開きますよ、こんなもん。

 空港職員がチェックしたあとに誰かが針金で開けてバクダンでもなんでも仕込み放題じゃないですか。「アメリカ合衆国国土安全保障省の運輸保安庁から認定を受けた施錠機構がTSAロックである」って、単なるコケ脅しですよコレ。なんの役にも立ちません。

 ウィキペディアを見ると、3Dプリンターで複製したカギが流通している問題がどうのこうの、と書いてありますが、クリップで開いちゃうインチキロックなのがそもそもの問題。

 それをアメリカが公認して、全世界からアメリカへ来る人に買わせているんですよ。テロ防止を口実に。馬鹿馬鹿しい話ですね。

 これが世の中なんです。ひとの言うことは信じないのがいちばんです。

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