観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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藤原芽子 韓国遠征 テレビ放送版動画 チェ・ヒョンミ VS 藤原芽子 WBA女子スーパーフェザー級世界タイトルマッチ ボクシング女子

 Boxing

2019年6月29日(土)韓国 インチョン広域市

WBA女子スーパーフェザー級世界タイトルマッチ 10回戦
王者 チェ・ヒョンミ 최현미(韓国)
VS
挑戦者 藤原芽子 ふじわらわかこ(OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者/真正)

 この試合は以前、固定カメラの映像でご紹介しましたが、テレビ放送版の動画がアップされましたのでごらんください。いい試合です!
以下は前回と同じ文章になります。ご了承ください。

 当初、この試合について採点結果と過去の実績から、結果記事の中でやはりチェ・ヒョンミ選手は強いという感想を書いてしまいましたが、動画を見た後ではとてもそんな言葉は出てきません。明らかに藤原選手の方が強いです。彼女の闘志と底知れぬスタミナは本当に素晴らしいです。

 序盤は互角に始まりましたが、藤原選手の、右から入っての返しの左フックが実に鋭く、これをきっかけに第3ラウンドぐらいからペースをつかんでいい感じに。

 チェ・ヒョンミ選手は徐々にいつもの迫力を失い、しだいに手を出すことも少なくなります。

 後半になると後退しつつのクリンチが増え、バッティングアピールを繰り返し、見たこともないくらいに弱々しい印象に・・。さらには上体でのしかかってからの引き倒しなどの妨害行為。劣勢の選手の行動パターンの見本のような状態。こんな彼女は初めて見ました。

 第9ラウンドにはチェ・ヒョンミ選手が過度のバッティングアピールから、レフリーが許可するかしないうちに試合を中断。しゃがみこんで休むチェ・ヒョンミ選手。ドクターチェックのあとさらにチェ・ヒョンミ選手に休憩が与えられ、藤原選手には減点1。大げさすぎでしょう。

 チェ・ヒョンミ選手は目を突かれたとアピールしているようにも見えますが、レフリーの減点理由はバッティング。このへんのチグハグな感じもなんとも言えません。

 本来ならタイムストップで選手に休憩を与えるのも、ドクターに診てもらうのも、減点を与えるのも、決定権はレフリーにしかないのに、なにやら本部席あたりで立ち上がっている男たちからの指示の通りに動いているレフリー・・。無茶苦茶ですね。

 このあたりは、チェ・ヒョンミ選手以外には男子も女子もメジャー団体のベルトを持っている王者はひとりもいない韓国ボクシング界の事情でしょうか、あまりにも露骨な地元プロテクションです。

 藤原選手、本当にお疲れさまでした。あなたは過去のどの国のどの挑戦者よりもチェ・ヒョンミ選手の牙城に深く攻め込みました。素晴らしい戦いでした。

WBA女子スーパーフェザー級世界タイトルマッチ 10回戦
○王者 チェ・ヒョンミ 최현미(韓国)
判定 3−0
×挑戦者 藤原芽子 ふじわらわかこ(OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者/真正)
チェ・ヒョンミ選手が判定勝利で 同王座の7回目の防衛に成功しました。
(97−92、98−91、96−93)
(第9ラウンドにバッティングで藤原選手減点1)

〔情報提供:ゆめさま〕

チェ・ヒョンミ 최현미(WBA女子スーパーフェザー級王者:防衛6/元WBA女子フェザー級王者:防衛7/韓国)18戦17勝1分4KO
藤原芽子 ふじわらわかこ(OPBF女子フェザー級王者:防衛1/真正)13戦8勝(うちタイ人1)3敗2分3KO(うちタイ人1)

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コメント

  1. g1j2p5i5 より:

    9・23大阪
    OPBF女子Fe級TM
    藤原王者対若狭選手

    日本女子Fe級TM
    満田王者対三好選手

    この階級でアグレッシブなのは素晴らしいですね。
    「人気がないから試合が組めない」のではなく、「試合をしないから人気がでてこない」んでしょう。

    WBO女子F級、ムシーノ選手の王座が空位となって、暫定アダムス選手が正規王座に。WBO、こういうケースが多いですね笑。
    藤岡選手、アダムス選手とやらないんでしょうか・・・。

    • queensofthering1 より:

      >g1j2p5i5さん
      サーバーの設定の問題でコメントの承認が遅れてしまいました。
      大変申し訳有りませんでした。
      フェザー級が次々に試合が組まれるのはとてもいいことですね。
      「試合をしないから人気がでてこない」
      まったく同感です。試合を組まない理由はいくらでも付けられます。
      「組めない」で終わったらそれまでですよね。

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