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イベス・サモラ・シルバ VS チャオズ箕輪 WBCフライ級タイトルマッチ ノーカット動画 ボクシング女子

 Boxing

2018年11月17日(土)メキシコ プエブラ州

WBCフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 イベス・サモラ・シルバ Ibeth Zamora Silva(メキシコ)
VS
挑戦者 チャオズ箕輪 ちゃおずみのわ(ワタナベ)

 チャオズ箕輪選手がメキシコで世界チャンピオンに挑んだ試合の動画がアップされましたのでごらんください。


 箕輪選手は第1ラウンドから軽快に飛ばします。フットワークを使って左を打ち込んでは離れ、右を打っては離れ、という一撃離脱戦法。王者は箕輪選手の動きに対応できずにポイントを失います。

 2ラウンドも同じように優位に立つ箕輪選手。

 余裕が出てきた3ラウンドからは一撃で離れず二発三発と打ち込む場面も出てきますが、接近しての打ち合いはチャンピオンが得意とする戦い方なので、箕輪選手の優位は崩れて互角に近い試合展開となります。

 第4ラウンドも打ち合いが多く、試合は徐々にチャンピオンペースに。

 第5ラウンド 打ち合いが続いて、ますます生き生きとしてくるチャンピオン。サモラ選手は接近戦を得意とし、ショートフックやアッパーが的確。ほとんどがきちんと弾着し、ミスショットがとても少ない戦い方をします。

 第6ラウンド 箕輪選手は口を開けて苦しそう。打たれたダメージというよりは高地の低酸素での体力消耗でしょう。チャンピオンの動きはまったく衰えず、左のダブル、トリプルにボディ打ちも交えた巧みな攻め。箕輪選手は単発で打ち返すのがやっとで、形勢は完全にチャンピオンサイド。

 第7ラウンド以降もその状態は変わらず、誰が見ても王者が優勢のまま試合終了。終盤の箕輪選手は腕を上げるのもやっとでほとんど両手ぶらり状態。肩で大きく息をして消耗し尽くした感じ。

 判定は3者全員一致でイベス・サモラ・シルバ選手の勝利。

 チャンピオンの無尽蔵なスタミナと、近接戦への絶対の自信が伝わって来る試合でした。強いですね、イベス・サモラ・シルバ王者。

 この世界戦はチャオズ箕輪選手にはいい経験になったと思います。しかし、彼女が所属するワタナベジムさんが何かを学んでくれなければ、この試合の経験を次に活かすことは難しいでしょう。

 前哨戦でタイのバイトさんじゃなくてまともな選手と戦う事とか、高地トレーニングを導入するとか、そういうことはジムが本気にならなければ実現しないからです。

 世界を取るにはラッキーだけでは無理で、トレーニングや前哨戦にそれなりの予算が必要なのですが、そのへんの理解があるようには思えないです・・。

WBCフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 イベス・サモラ・シルバ Ibeth Zamora Silva(メキシコ)
判定 3-0
×挑戦者 チャオズ箕輪 ちゃおずみのわ(ワタナベ)
イベス・サモラ・シルバ選手が判定勝利で同王座の防衛に成功しました。
(97-93、97-93、97-93)

イベス・サモラ・シルバ Ibeth Zamora Silva(元WBCライトフライ級王者/メキシコ)36戦30勝6敗12KO
チャオズ箕輪 ちゃおずみのわ(OPBF東洋太平洋フライ級王者/ワタナベ)8戦6勝(うちタイ人4)2敗5KO(うちタイ人4)

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