観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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クリスティーン・トレドが敵地で復帰戦勝利

 MuayThai

 MTIAムエタイ前世界王者クリスティーン・トレド選手が、2006年10月以来の復帰戦に勝利しました。

 トレド選手は2002年にムエタイデビュー、その後、7戦全勝と波に乗っている時期(2005年)にTVのムエタイドキュメンタリー作品にジーナ・カラーノ選手らと共に取り上げられ、一躍有名になりました。が、直後に勝山舞子選手に敗れ、続いてタイ遠征でも敗れました。

 2006年にカムバックして三連勝。しかし、その後、ケガに見舞われブランク。今年、1月にはホームのラスベガスに勝山選手を招き、リマッチの予定でしたが、直前のメディカルチェックで不合格になり、試合が出来ませんでした。

 今回は相手選手のホームであるニューヨークでの試合でしたが、メディカルチェックも合格して、1年8ヶ月ぶりのリングに立つことが出来ました。トレド選手は今年30才。彼女は「まるで全部最初からやり直すような気分がしてとてもナーバスになっていたわ」とアメリカのネットのインタビューに答えています。

 相手のエミリー・バーデン選手はWKAアマチュアムエタイ王者で、プロ転向以来連戦連勝の21才の新鋭。今年3月には角田紀子選手をホームリングに迎え、判定勝ちをもぎ取るという金星を上げたばかりです。その、同じリングに乗り込んだトレド選手は、見事に判定で勝つことが出来ました。前に出ようとする相手の足を払うなどして、試合のペースを与えない作戦がうまくいったようです。

2008年6月15日 ニューヨーク ローズランド・ボール・ルーム
ムエタイルール スーパー・フライ級2分5ラウンド
クリスティーン・トレド○ 判定 ×エミリー・バーデン

 次は、トレド選手のホームに英国ムエタイ王者のルース・アッシュダウン選手を迎えて、7月26日にラスベガスヒルトンで試合が行なわれる予定です。

christinetoledo.com

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