観客席視点からの立ち技系女子格闘技
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ジーニー・ガーサイド WIBAタイトルを失う 2008年まさかの3連敗 

 Boxing

2008年12月18日(木)
ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエヴォ オリンピックホール

WIBAフェザー級タイトルマッチ 2分10回戦
王者 ジーニー・ガーサイド(カナダ)× 判定1-2 ○挑戦者 イルマ・バリヤジッチ・アドラー(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
98-92,95-96,96-97

 WIBAフェザー級王者ジーニー・ガーサイド選手は、ボスニア・ヘルツェゴビナで、地元のイルマ・アドラー選手を挑戦者に迎えて防衛戦を行ないましたが、1対2のスプリット・デシジョンで判定負け。ガーサイド選手はベルトを失いました。

 ガーサイド選手の地元のCANADA.COMによりますと、ガーサイド選手は2回のダウンを奪い、優位に試合を展開しながらの判定負けだったということで、彼女と彼女のセコンド陣は非常にショックを受けているとのこと。

 実際のところは、ダウンが有ったのかも含めて、ビデオを見なければ試合の流れはわかりませんが、ボクシングが判定で決まるスポーツである以上、判定への信頼はとても大切なものです。その判定に疑問の出るような試合は、遠くない時期に再戦をすることで、ボクシングへの信頼を守ってほしいものです。

 ガーサイド選手は、アマで40勝5敗、複数の国際大会で金メダル、AIBA世界選手権で銅メダルという戦績を残してプロに転向、2007年まで8戦無敗でしたが、2008年には3戦して3敗となりました。

 6月のチベール・ホールバック戦は、二階級あげてのチャレンジだったので、敗戦もある意味、仕方のないこと。しかし、9月の韓国でのウ・ジヘ戦は全員韓国人のジャッジによる地元びいき濃厚な判定。

 今回は、ダウンを2回取ったとすると、相手には2点の減点が2回あるので、計算上は96点がマックスのはずですが、97点をつけているジャッジが一人いるなど、またしても疑惑の判定。ジーニーにとってはお気の毒な2008年でした。

 新チャンピオンのアドラー選手は国内のライト級チャンピオン以外にはタイトル歴は無く、対戦相手も無名選手ばかりで、実力は未知数です。

イルマ・アドラー(ボスニア・ヘルツェゴビナ)9戦9勝5KO
ジーニー・ガーサイド(カナダ) 11戦7勝3敗1分3KO

前回記事 ウ・ジヘ vs ジーニー・ガーサイド 試合写真&動画
 

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク