Kick Boxing
好評の世界のキックボクシング・シリーズ、今回は韓国です。韓国では総合格闘技が人気があり、いくつかの興行が行われていますが、完全に総合ルールだけの大会は少なく、総合の試合とキックボクシングの試合が一緒に行われることが珍しくありません。
そんな中での人気選手のひとりがイム・スジョン選手。幼い頃からテコンドーを学び、高校からはキックボクシングに入門。蹴りだけではなく、パンチやヒザ蹴りの威力にも定評があります。
彼女は、ネオファイトという格闘イベントで、日本のせり選手とK-1ルールでタイトルマッチをしたこともあり(その時は怪我のため精彩を欠いていたようですが)判定勝ちでチャンピオンになっています。
ムエタイルールにも意欲的で、2007年にはバンコクで行われたIFMAムエタイ世界選手権で銅メダルを獲得しました。
2008年3月には韓国格闘技界の新団体『ザ・カーン』にキックルールで出場し、オーストラリアの選手をKOで破っています。9月には韓国で開かれたIFMAムエタイ世界選手権に再び挑みますが、今回は結果を残せずに惨敗。腰痛が発症して思うように動けなかったということです。
さて、今回ご紹介の動画は、2007年のキックボクシング、ビクトリアチャンピオンシップでの一戦です(対戦相手はパク・ミンジョン選手)。この試合では、イム・スジョン選手の一番の武器であるハイキックが炸裂。
イム選手はバンタム級なので、ちょっと日本には対戦相手が少ないと思いますが、ぜひ来日してほしい選手のひとりですね。やっぱり、キックボクシングなら、彼女みたいにちゃんと蹴れる選手が見たいですよ。
なお、今年5月に日本公開されるタイ映画『チョコレート』(『マッハ』『トム・ヤム・クン』の監督が作った女子格闘映画)にイム・スジョン選手が悪役で出演し、テコンドー・キックで暴れているとのこと。公開が待ち遠しいです。
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