Boxing
2009年2月6日(金) アメリカ カルフォルニア
フライ級8回戦
○カリーナ・モレノ(アメリカ)
判定 3-0 (80-72、80-72、79-73)
×シャロン・ゲインズ(アメリカ)
*パウンド・フォー・パウンド世界最強という評価も聞こえるカリーナ・モレノ選手が、6日、シャロン・ゲインズ選手に圧倒的大差をつけて判定勝ちしました。
向かって左 モレノ選手 右 ゲインズ選手
本当ならこの日は、モレノ選手が一度だけ負けた相手ウェンディ・ロドリゲス選手とのリマッチの予定でした。しかし、ロドリゲス選手の負傷によって、注目のリマッチは中止に。
そのかわり、いつもはミニフライ級で戦っているモレノ選手は、この試合で、2階級も上のフライ級のゲインズ選手と戦うことにしました。
「この試合は、上の階級で戦うとどうなるかのテストなの」とカリーナ・モレノ選手は言いました。
ゲインズ選手は、去年の9月にホリー・ダナウェイ選手と引き分けている選手で、決してあなどれない相手ですが、「テストマッチ」の結果はモレノ選手の圧勝。さすがに強いです。
また、モレノ選手はこの試合の前のインタビューで
「今年はもう一度ミニフライ級(105ポンド)を防衛して、そのあと、ライトフライ(108ポンド)に行く予定です。
そこで暫定王座をとって、次に王座に挑戦します。」と断言。
つまり、モレノ選手は、ノンムアイ選手と富樫直美選手を狙っているわけです。もちろん、モレノ選手の思うとおりに試合が組まれる保証はありませんけど、富樫選手vsモレノ選手、これは見たいカードですね。
2007年に菊地奈々子選手からWBC王座を奪ったモレノ選手が、今度は富樫選手の王座を標的に…。これはちょっと大変なことになってきました。
この対戦の結果、両者の戦績は以下のようになりました。
WBCストロー(ミニフライ)級王者
WIBAミニフライ級王者
IFBAジュニアフライ(ライトフライ)級王者
カリーナ・モレノ 22戦21勝1敗6KO
WBCフライ級22位
シャロン・ゲインズ 24戦11勝12敗1分3KO
*パウンド・フォー・パウンド 全員が同じ階級だったらと仮定して、すべてのボクサーを比べる考え方
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